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2012年12月21日に世界は終わるのか?

カンクンはユカタン半島に位置し、この半島には数々の都市文明の跡が点在しています。この地に栄えたマヤ文明の聖地、「チェチェン・イツアー」はマヤ語で泉のほとりのイツアー人という意味だそうです。チェチェン・イツアーは200年以上にわたって、ユカタンにおける芸術、宗教、経済の中心地だったといいます。今も世界中の旅人を壮大な古代のロマンへいざなってくれそうです。
密林の中にあったピラミッドが巨大なカレンダーだったということは私も知っていました。四方の階段は各91段づつで頂上の1段を加えると365段、つまり1年分を表しているそうです。そして、マヤ暦では、2012年12月21日までしか表していないというのはご存じですね。本当にその日が暦の最後になるのかどうか、折も折、地球温暖化は、まさかすごいスピードで地球を滅亡させるのでしょうか?

昨日、カンクンメッセから帰りのバスで隣に座ったクロアチアの科学者(日本車に乗っているそう)は、2〜3日前に訪れたというピラミッドについて、東洋から来た私に熱く語ってくれました。 2012年のマヤ暦の最後の日についても「科学者は誰も信じていないよ」とはいうものの、はたして人類はいかなる局面を迎えるのでしょうか? マヤ文明はいつも謎に満ちていて人を惹きつけてやまないものであるようです。

そして科学者は、暦ではなく時間についてこうも言ったのである。「メキシコでいう1分というのは、60分のことである」
確かに、メキシコの時間観念は慣れてしまえば、さほどピリピリしなくなるとはいうものの、1分ではなく10分の間違いではなかろうか?とも思えるのだが・・・。

執筆:阿部育子
(宮城県温暖化防止活動推進センター)

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