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COP2年生が見たCOP27@シャルム・エル・シェイク―会場編

大変光栄なことに、今年もCOPに行かせていく機会を頂きました。
昨年は右も左も分からないまま初めてCOP参加したピッカピカの1年生でしたが、今年は2年生です。少しは成長したところを見せたいところですが、実際には昨年からほとんど成長はありません。。。昨年書かせていただいた拙文「COP1年生が見たCOP26@グラスゴー」の文末に以下の文章があります。

“他のセミナーやイベントにはほとんど足を運ぶことができなかったのは少し心残りです。次回もし行かせていただくようなことがあれば、COP2年生として温暖化に関する最新の世界の動きなどもご報告できればと思います。”

この文章を心に刻み2年生としてCOP27@シャルム・エル・シェイクに臨んだのですが、やはり他のセミナーやイベントには足を運ぶことが全くできず、温暖化に関する最新の動向などを報告することはできません。

というわけで今年も本稿はCOPまだまだ初心者2年生の私が感じたCOP27@シャルム・エル・シェイクについて、会場の雰囲気などを中心にお伝えできればと思います。特に昨年との違い等についてもお話しできればと思いますので、本稿を読む前に昨年書かせていただいた拙文「COP1年生が見たCOP26@グラスゴー」をまずお読み頂くことをお勧めいたします。

それでは今年のCOPレポート、スタートです!

まず会場ですが、エジプトのシャルム・エル・シェイクという都市にある国際会議センター(Sharm El-Sheikh International Convention Center: SHICC)で行われました。この会議場は中東及びアフリカで最も大きい会議場の一つとのことです。
今年のCOPには世界中から3万5千人が参加するということで、会議場も大きくなくてはならないですね。グラスゴーの会場も大きかったですが、面積的には今回の会場の方が大きいように感じられました。

今回の象徴的な入口ゲート。
私もゲートと一緒に写真を撮りました。
会場に続く道です。

昨年は会場に入るのに非常に混雑した印象ですが、今年はそんなことはありませんでした。コロナ陰性証明のチェックが今年はなかったからかと思いましたが、どちらかというと入口が広いなど動線のデザインが良かったからかなと思います。

会場に入る前のセキュリティーチェックです。

飛行機に乗るのと同程度のチェックです。早く会場に入りたい!という早る気持ちをここで抑えなければなりません。要人も来るので、こればっかりは仕方ないですね。

セキュリティーチェックが終わると、初日はまず登録です。ここで事前にメールで送られてきたレターとパスポートを見せて、IDカード(下)を晴れてゲットです。これでようやく会場に入れます。

今年のIDカードは昨年のものと少し色が違います。今年はピンクで「PARTY OVERFLOW」。
前年は黄色で「OBSERVER」。偉くなったわけではありません。。。Japan Pavilion登壇者として特別に枠を頂いております。

ようやく会場に入ることができました!雲一つない青い空が眩しいです。パッと見ただけで、様々な国の様々な人種の方が参加されているのが分かります。大きな国際会議なんだなあと思い知らされます。

会場入ってすぐのところに全体の地図が壁に貼ってありました。「ふむふむ。ゾーンごとに色が分かれていて、今自分はブルーにいるのね。さて、どこに行こうかな」と、みなさんの呟きが聞こえます。

パビリオンが入っている会場などは大きなテントで作られていて、外壁のデザインが大変綺麗です。

テントの裏側。

大きな室外機がたくさん並んでいます。テント内は空調で寒いくらいです。

どうやら電気は太陽光発電でまかなわれているようです。気候変動のCOPですから、当然といえば当然ですね。

(つづく)

続きはこちら
COP2年生が見たCOP27@シャルム・エル・シェイク― パビリオン編
COP2年生が見たCOP27@シャルム・エル・シェイク― セミナー編

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