秋田県立秋田中央高等学校
目次
カリキュラム概要
| 都道府県名 | 秋田県 |
|---|---|
| 設置区分 | 私立 |
| 学校名 | 秋田県立秋田中央高等学校 |
| 学校概要 | 大正9年 土崎町立実科高等女学校として設立 昭和5年 秋田県土崎高等女学校と改称 昭和23年 秋田市立中学校と秋田市立高等女学校とが併合され、男女共学普通科の秋田市立高等学校となる。 昭和57年 市から県に移管され、秋田県立秋田中央高校として開校。 平成25年 文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受ける。(現在、3期目の3年目) |
| これまでの取り組み | SSHの指定に伴い設置された「躍進探究部」において、令和5年度より環境教育の開発とその実施効果をテーマに活動を継続中。現在は、海洋プラスチックごみに焦点を当たて教材を開発し、その実施効果を評価している。なお、毎年マレーシア サバ州を訪問し、クリーンアップ活動、英語での教材開発のための協議、現地高校での環境教育の実践活動に従事してきた。また、日本語版の教材を用いて、秋田県内の中学校での実践活動も行っている。 |
| 教育目標 | 自主 友愛 躍進 人格の完成を目指し、自主的な活動をとり、友愛の心を持ちつつ理想を掲げて躍進を図る生徒を育成する。 |
| 学年 | 躍進探究部(1~3年生) |
| テーマ | 海洋プラスチックごみ削減に向けた環境教育の実践活動 |
| 目標 | 目標:探究活動を実践しうる資質・態度・能力を養う。 海洋プラスチック問題を切り口に、生徒の自主性やアイディアを重んじ、部活内だけでなくマレーシアの生徒との協働を通じて他者を尊重する態度を養う。また、現場での実践と振り返りを通じて、より質の高い成果を得る経験を積む。 |
| 内容 | 海洋プラスチックごみの主要排出地域である東南アジア、特にマレーシアを対象に、市民の行動変容につながる環境教育プログラムを開発、実践しました。教材開発のため、マレーシアのサバ州内でクリーンアップ活動やごみの組成調査、現地高校生へのヒアリングを実施。最終処分場や不法投棄が疑われる島の視察、SDGsカードゲーム等の研究も行いました。現地の高校生との協議を経て完成した英語版教材はマレーシアで、日本語版は秋田県の中学校で活用され、2か年で約800名の生徒が参加しました。温暖化による豪雨や強風は、平常時の何倍ものプラごみを海へ運びます。市民の行動変容によって、この問題の深刻化を抑止できればと考えています。 |
| 大切にしたこと | 環境教育という社会貢献活動に参加しているという自覚を持たせる一方で、「探究活動」の一環で行っている活動であり、実践活動に満足せず、仮説と検証を繰り返すことを徹底している。 教材を開発する際は、人が「環境配慮行動」に至る理論に注目し(計画的行動理論)、教材のどの部分がどの要因にどの程度影響するのかの仮説を立てながら構築した。また、効果検証のために行ったアンケートについても、立てた仮説を検証できるような質問を設けた。 |
| スケジュール | 2023年4月~現在 |
| 外部協力者 | 一般社団法人あきた地球環境会議 東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北) サバ州政府環境局 コタキナバル市役所 秋田県立大学 秋田県立新屋高等学校科学部 NPO法人あきたパドラーズ NPO法人はちろうプロジェクト 大仙市立大曲南中学校 大仙市立仙北中学校 |
フォトギャラリー

KK Wetland Center

(2024年度)

(2025年度)

(SMK Datuk Peter Mojuntin校 集合写真)

(SMK Taman Tun Fuad校)

取り組み
2023年4月~2024年3月
4月~6月
- 海洋プラスチック班結成
- 国内研修①
- プラスチックの功罪(秋田県立大学)
- 秋田県内でのクリーンアップ活動とポイ捨てごみの組成(NPO法人あきたパドラーズ)
8月
2023年度海外研修活動計画確定
10月
2023年度海外研修(マレーシア サバ州):クリーンアップ活動・組成調査・最終処分場視察・高校訪問
11月
海外研修の成果とりまとめ
1月~3月
- 国内研修②
- 環境教育教材「はちリバ」の体験(NPO法人はちろうプロジェクト)
- SDGsカードゲーム(通常版・秋田県版)の体験(新屋高校科学部)他
- 校内発表会/秋田県高校生探究発表会での成果報告
2024年4月~2025年3月
4月
日本語版教材の開発
6月
2024年度海外研修活動計画確定
7月
国内研修③ 大仙市立大曲南中学校での実践
8月
2024年度海外研修(マレーシア サバ州):現地高校での環境教育の実践・最終処分場やガヤ島の視察
9月
海外研修の成果とりまとめ
11月
効果検証アンケートの解析
1月~3月
東北地区SSH 指定校課題研究発表会/校内発表会/秋田県高校生探究発表会/環境教育学会東北支部会での成果報告
2025年4月~2026年3月
5月
国内研修④ 大仙市立大曲南中学校での実践
7月
国内研修⑤ 大仙市立仙北中学校での実践
8月
- SSH生徒研究発表会(全国大会)での成果報告
- 2025年度海外研修活動計画確定
10月
2025年度海外研修(マレーシア サバ州):現地高校での環境教育の実践と成果報告
12月
効果検証アンケートの解析
1月~3月
東北地区SSH 指定校課題研究発表会/校内発表会/秋田県高校生探究発表会/環境教育学会東北支部会での成果報告
児童の変化
<児童・生徒の変化について>
マレーシアでの海洋プラごみ問題を課題とした環境教育活動に従事して、生徒に以下の変容が見られた。
- 社会課題を共有しようとする姿勢
プラスチックや海洋といった互いの共通性を見出しながら、課題意識を共有し、協調して解決の方向を見ようとする姿勢が身についた。 - 共有や議論における英語コミュニケーションの重要性の認知
環境教育の実践の場や活動成果プレゼンテーションの場を通じて、「英語が活きている」実感に基づく学習の重要性を再認識した。 - 多様性の寛容さ
言語、宗教、インフラ、社会制度が異なる国の生徒や政府機関との交流を通じて、「正しいこと」を押し付けず、自分達と他者の違いを理解した上で、共に考える姿勢を身に着けた。 - 探究活動の面白さへの気づき
学習指導要領上の主体性の意味を超えて、マレーシアに友人ができたり、食文化の違いを堪能したりと、探究活動に取り組むことで得られる面白さへの気づきが見られた。
<児童・生徒の変化をどのようにして評価したのか>(アンケート等)
研修毎に(研修の種類によっては日毎に)振り返り用のアンケートを実施した。






