豊中市立新田小学校
カリキュラム概要
| 都道府県名 | 大阪府 |
|---|---|
| 設置区分 | 公立 |
| 学校名 | 豊中市立新田小学校 |
| 学校概要 | 本校は明治6年に開校し、創立152年を迎える、市内でも有数の歴史を誇る学校の一つです。近隣には、明治33年に建築された大阪府下で現存する最古の木造校舎「旧新田小学校」があり、地域の歴史的な象徴となっています。 来年はこの地域の開闢(かいびゃく)400年にあたり、今なお古い家並みや土蔵が、細い路地のような坂道に沿って立ち並ぶ風景が残されています。一方で、近年はマンション群の建設が進み、新旧が入り混じる独特な地域環境が形成されています。 本校の教育目標は、「ESD(持続可能な開発のための教育)を通して『生きる力』を主体的に学び取る子ども―グローバル人材の基礎を育む―」とし、以下の「新田版・学びの4本柱」を基軸に、SDGsと教育活動を連動させています。 ・知ることを学ぶ ・為すことを学ぶ ・共に生きることを学ぶ ・人として生きることを学ぶ これらを通じて、「知・徳・体」の基礎基本の徹底と、豊かな人間形成に努めています。 |
| これまでの取り組み | 2009年(平成21年)6月11日、本校はユネスコスクールに加盟しました。以来、体験型・問題解決型の学習を通じて、環境をはじめとする世界規模の課題を、自らの生活の中で捉え、身近なところから取り組む姿勢を育んできました。その課題の解決に向けて、自ら考え、他者と知恵を出し合い、協働して行動する力を養う学習を推進しています。ここ数年は、外部から講師(理事長の高田研先生)を招いて環境学習講演会を行い、気候変動教育についても学ぶ機会を作ってきました。 令和6年度は、「1.5℃の約束ー今すぐ動こう、気温上昇を止めるためにー」をテーマに、低学年と高学年に分かれ、Jリーグの選手たちもサッカーのある風景を守るために、気候変動に対するアクションに取り組んでいることや、オランダが国を挙げて地球温暖化防止の取組をしていることを学びました。高学年は、そこから、「自分たちにできること」や「大人への提案」をグループに分かれて話し合い、意見交換しました。また、4年生では、「地球温暖化と災害」をテーマに、髙田先生から話を聞き、学んだことやこれから自分たちにできることを、学習発表会で発信してきました。 児童が身近な課題から地球規模の問題へと視野を広げ、主体的に考え、協働して行動する力を育む教育を継続的に行っています。 |
| 学年 | 4年 |
| テーマ | 環境学習「エコっていいじゃん!」~エコチャレンジ・エコプロジェクト・エコプレゼンテーション~ |
| 目標 | ・「環境問題」に興味を持ち、さまざまな学習に取り組んでいく。 ・他人ごとではなく、自分たちにできることは何かを考え、行動する力を育成する。 ・取り組んできたことを、多くの人たちに発信し、伝えていく能力を育成する。 |
| 内容 | 「環境学習」を大きなテーマとし、学期ごとに小テーマを作り、学習の道筋を立てていきました。 1学期の「エコチャレンジ」では、社会科「ごみのゆくえ」「命とくらしをささえる水」の学習を通して、身近な環境学習についてチャレンジしていきました。2学期の「エコプロジェクト」では環境問題について、自分たちができることを計画(プロジェクト)を考えていきました。学校行事「ESD発表会」では環境について学んだことをもとに発表し、多くの人に伝えていきました。3学期の「エコプレゼンテーション」では環境学習で学んだことをもとに、ゲームやクイズを作って、学んだことを伝えていく活動を行います。 |
| 大切にしたこと | 「他人事」ではなく「自分事」として考えていくために、身近な問題から学びをスタートさせました。また、学ぶだけで終わるのではなく、そこから自分たちに何ができるのかを、自分たちで考えていくことを大切にしてきました。そして、考えたことや学んできたことを伝え、多くの人に知ってもらうことも大切にしてきました。 |
| スケジュール | 令和7年4月~令和8年3月 |
| 外部協力者 | 伊丹市、豊中市クリーンセンター 原田下水処理場 地球温暖化防止全国ネット理事長 高田研先生 ROOTS代表理事 安家叶子先生 青少年健全育成会 鳥牧幸弘様 |
フォトギャラリー






取り組み
1学期
まずは【エコチャレンジ!】
1学期は、「知ることからチャレンジしよう!」というテーマでスタートしました。社会科の「ごみ」の学習をきっかけとして、身近な環境問題について知ることにチャレンジしていきました。教科書や資料で学ぶだけでなく、実際にごみ処理場と下水処理場を見学して学びを深めていきました。またパッカー車にも出前授業に来ていただき、詳しく学ぶことができました。
学習のまとめとして、「ごみ学習新聞」を作成しました。グループごとに大テーマを決め、そのテーマをもとに、メンバーで学習内容を整理し、模造紙にまとめていきました。
2学期
次に【エコプロジェクト!】
1学期に学んだことをいかして、2学期はどのような取り組みができるのか、クラスごとに話し合い、実際に取り組んでいく活動を行いました。
1組「水道のしめがあまくないか点検しよう」
2組「給食の食べ残しや食品ロスを減らそう」
3組「落とし物を無くして、ゴミを減らそう」
4組「水・食のもったいないを伝えよう(テレビ放送)」
そして、子どもたちの学習をさらに深めるために、地球温暖化防止全国ネット高田理事長を招いて、地球の環境問題について講演いただきました。1学期に調べてきた環境についての学習が、近年起きているさまざまな環境問題を引き起こしていることに気がつくことができました。また学校全体で行っているESD学習講演会では「生物多様性」のお話をしていただき、生き物たちが支えている生態系が崩れると、私たち人間にも大きな影響を及ぼすことを学習しました。
そして自然災害から命を守る「防災学習」として地域の方にも協力いただき、防災倉庫の見学を行いました。災害時に役立つ道具を見るだけでなく、疑問に思ったことを質問して学びを深めることができました。学んできたことを多くの人に伝えるために、学校行事の「ESD学習発表会」では、「環境」について学んでいたことを劇にまとめ、全校生や保護者の方に、「エコっていいじゃん!」というメッセージを伝えることができました。
3学期
最後は、【エコプレゼンテーション!】
3学期は、学校行事の「ESDフェスタ」に向けて、1学期から学んだことをどのように伝えていくのか、クラスで話し合って計画し、取り組んでいきます。ただ伝えるのではなく、ゲームやクイズを出して、来てくれた人たちに楽しく学んでもらえるような工夫を考えていきます。
児童の変化
<児童・生徒の変化について>
実物を見る事により、驚きや関心が高まり興味を持てる児童が多くいました。2学期には、専門的な立場の方々からお話を聞くことで、より環境問題を身近に感じることができた様子でした。そして学校全体の取り組みと合わせて、ESD学習発表会では、学年全体で劇を作り上げ多くの人に見てもらうことで、自信につながった児童が多くいました。「自分には○○ができるよ!」「自分たちには○○ができるよ!」というように考えを持てる児童が増えました。3学期に向けて「ESDフェスタ」では、クラスでどんな取り組みをしていきたいか楽しみにしている様子です。
<児童・生徒の変化をどのようにして評価したのか>(アンケート等)
日常的な授業での取り組みや、活動後の振り返りワークシートの感想、児童の行動の変化や取り組みの変化を観察しました。
参考資料
- 1学期
- ごみについて調べよう(社会)→ごみ処理場見学、パッカー車見学
- くらしをささえる水(社会)→下水処理場見学
- 学習新聞作り
- 2学期
- 風水害、自然災害について調べよう(社会、総合)
- 自分たちができる事を伝えよう(総合)→ESD学習発表会
- ESD講演会(生物多様性)
- 環境教育出前授業(高田先生)
- 環境、防災教育交流(陸前高田小学校との交流)
- 3学期
- 環境と防災学習
- 学んだことを伝えよう(総合)→ESDフェスタ






