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カンクン合意まで

最終日当日は、はやめにホテルを出てメッセ会場に到着。これまでの会議で決まったことを報告するらしいと情報が入り、COP会場のムーンパレスにバスで移動。10時から延々と待ち続けてついに5時間。会場では、何時から始まるのか何もサインもお知らせもなく、インフォメーションで聞いても「Nobody knows」 


写真:待ちくたびれてPCに伏せる女性

午後3時ころにやっと少しづつ、あわただしくなり、ついに議長らが席につきました。会場に詰めかけた人々は、昨年のコペンハーゲンでの深夜まで合意できなかったことを思い、何とか早めに合意をという希望を持ち、議長の発言を心待ちにします。

会場が息を飲みながら静かに、議長のひとこと一言に耳をそばだてます。

エスピサーノ議長は、中間報告として合意に向けて非公式に話し合いをしているところであり、できるだけはやく皆さんが満足するような回答をだしたい、時間的にはもうすぐだというようなメッセージでした。短いながら、力強く自信に満ちた議長のこの発言に会場からは割れるような拍手が起こり、やがて人々は次々に立ち上がって拍手する人々が増えて続け、会場は大いに盛り上がり、議長も感慨深げに「サンキュー」を繰り返し、いったん席を離れました。

やがて、別室で合意に向けてのインフォーマルな話し合いが2時間以上も続き、私の印象では20時くらいには何かしらまとまるかなとも思ったのですが、そうはいきませんでした。公開の場では、実はそれからも延々と各国からの発言が続き、午後の10時過ぎには混雑するだろうバスを予測して、早めにCOP会場からメッセに戻り、ライブ映像を見ながら会場の様子を長いこと見守りました。やがて、警備員が来てメッセをクローズするといわれたのを機に、メッセの外へ出ました。

メッセのバス停で、ムーンパレスから戻ってくる人を待ち、何か情報を仕入れようとしましたが、何も変化なしとのこと。やはり深夜までかかるのだなと思いつつ、ホテルゾーンへのバスに乗り、12時近くにホテルに戻りました。 できれば、カンクン合意が出るその瞬間に立ち合いたいと思ったのですが、残念でした。

結局、午前4時ころにカンクン合意が採択されたらしいという情報は、後になってから聞こえてきました。

執筆:阿部育子
(宮城県温暖化防止活動推進センター) 

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