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vol.1 第13回補助機関会合(SB13)が開幕

9月4日から15日までフランス、リヨンでSB13が遂に始まりました。6月にドイツ、ボンで開催されたSB12では、京都メカニズム、遵守制度などで、その後の交渉のベースとなる文章(テキスト)がまとめられました。SB13では、この文書をもとに交渉を進め、COP6での最終合意案に近い文書をまとめることが期待されています。
今日の議長のブリーフィングでも、科学的、技術的な助言のための補助機関会合(SBSTA)の議長がCOP6まであと10週間しか残されておらず、すべての問題について現在の文書をより最終合意文書に近づけるよう議論をまとめることが今週の会議の目的であると述べ、各国政府の交渉担当者に議論をまとめる方向で進めるよう呼びかけました。

今日のプログラム

13:00 – 15:00 議長によるブリーフィング
15:00 – 17:00 議定書の5条、7条、8条(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査)に関するガイドライン
15:00 – 19:00 京都メカニズム
19:00 – 21:00 土地利用、土地利用変化と林業(いわゆる吸収源)
20:00 – 23:00 京都メカニズム(関連団体によるプレゼンテーション)

ピックアップ

夜8時から国際団体、環境NGO、産業界の代表による京都メカニズムに関するプレゼンテーションが行われました。国際団体を代表して、ISOと International Accreditation ForumなどがCDM事業の参加資格基準などについて発表し、環境NGOを代表して、気候行動ネットワーク東南アジア、地球の友ガーナ、WWFロシアなどが、CDMやJI事業実施プロセスにおける市民参加の重要性とCDMとJIで実施すべき事業の提案を行いました。国際商工会議所(ICC)やエジソン電力研究所(EEI)など産業界は、官僚的でない制度の必要性を訴えました。

SB13関連サイト 

UNFCCCのSB13公式ホームページ(英文)会議資料やスケジュールがダウンロードできます。
こちらから
SB13デイリープログラム(英文)
こちらから
SB13のアースネゴシエーションブレティン(ENB)(英文)
こちらから
SB13のエコ(eco) (英文)
こちらから

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