第12回締約国会議(COP12/MOP2)

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No.11 アナン事務総長演説と日本政府のサイドイベント 2006/11/15-2

アナン事務総長の演説の詳細についてお伝えします。会場には人があふれており、会場が狭いこともあり通路にまでびっしりと立ち見席ができてしまいました。

アナン国連事務総長の演説の概要

「気候変動の問題は単なる環境問題ではない。健康への脅威であるし、世界の食糧供給を悪化させるし、沿岸地域の生存基盤を脅かす。
気候変動はまた、平和と安全保障への脅威にもなる。これは科学的な作り話ではなく、多くの科学者が地球温暖化は引き返せない地点に近づいていると言っている。
英国のスターン卿は、気候変動は世界経済を20%縮小させ、二つの世界大戦や世界恐慌に匹敵する経済的・社会的混乱をもたらすと警告しているが、それに対応して私たちができることはたくさんある。気候変動への対応は、開発を進展させるとともに、私たちの社会を持続可能なものにするよい機会を提供している。
気候変動はアフリカに多い最貧国に不相応な影響を及ぼすので、適応は彼らにとっては生存の問題である。CDMは持続可能な開発のための数十億ドル規模の資金源となっている。
6つの国連機関が特にアフリカの開発途上国がCDMに参加するのを支援する計画であるナイロビフレームワークを策定した。
一方、開発途上国でも、温室効果ガスの排出を野放図に増やし続けるわけにはいかない。企業も自らの役割を果たさなければならない。市民にも果たすべき役割があり、1個のエネルギー効率のよい電球による省エネ効果は大したことがないように思われるが、何百万人が使えば大きくなる。
問題は、気候変動が起きているかどうかではなく、この緊急事態に対応して、私たち自身が早急に変わることができるかどうかである。」

アナン事務総長の演説を聞く人々


午後からは、各国代表や国際機関などの演説が2日にわたり続きます。
また、11時からは、これと並行して、第2回の対話のワークショップが開始され、英国のスターン卿による報告書の紹介などが行われました。
・詳しくはNo.10をご覧ください。 

日本政府のサイドイベント

15日に日本政府のサイドイベントが行われました。環境省が担当している「チームマイナス6%」の経験の共有では、環境省の小島地球環境審議官が全国的なキャンペーンである「チームマイナス6%」の概要やクールビズやウォームビスの内容とその効果を説明しました。また、レジ袋を断るということで、実物を示しながら、エコバッグや風呂敷の活用の紹介も行い、出席者の関心を引きました。

風呂敷を紹介する小島地球環境審議官


また、全国地球温暖化防止活動推進センターの大木浩代表から、全国センターの果たしている役割、都道府県地球温暖化防止活動推進センターや地球温暖化防止活動推進員などの地域における普及啓発活動の推進体制などについて紹介し、環境省、全国センター、地域が一体となって普及啓発活動を行っていく重要性を強調しました。
大木代表は、また、超党派議員の集まりである地球環境行動会議(GEA)やその活動の一つであるヴァーチャルグローブ事業についても説明しました。

プレゼンテーションを行なう大木代表

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