第06回締約国会議(COP 6)

vol.26 COP6パート2、初日から本格交渉再開

ドイツ、ボンで COP6パート2の公式全体会合が遂に始まりました。16日から19日の午前中までは、非公式会合が開催され、公式会合は19日の午後から開催される予定でした。しかし、15日に開催されたビューロー会議で決定され、急遽、16日の10:00から全体会合が開かれることになりました。
プロンクCOP6議長は、COP6再会会合の開催を宣言し、京都議定書を運用するルールにおいて合意を目指すことを参加者に呼びかけました。
また、プロンク議長はCOP6の最後でまとめた各国の異なる意見が括弧つきで記載されている文書が今回の交渉のベースとなると述べ、6月11日に発表した各国の異なる意見に対する妥協案で括弧がないプロンク議長の統合交渉テキストを今回の交渉を支援する参考文書とする意向を示しました。
さらに、以下の4つの問題点について事務レベル交渉グループを作り19日の午前中まで議論することになりました。それぞれのグループの交渉は、以下の共同議長が責任をもって進めます。本当に政治的な決着が必要な難しい論点だけを残し、できるだけ多くの問題について交渉を進めることを目指し、交渉が始まりました。交渉は非公開で、NGOや記者などオブザーバーを入れません。
まず、今日は、吸収源、途上国問題、京都メカニズムの交渉グループが開催され、それぞれで、どの文書を交渉のベースとするかという議論が始められました。
・途上国問題(技術移転、補償問題など)  
共同議長 ジョン・アッシュ氏(アンティグア・バブダ)、アンドレイ・クランク氏(スロベニア)
・京都メカニズム 
共同議長 ラウル・エストラダ・オヨラ氏(アルゼンチン)、チャオ・コウ・キー氏(マレーシア)
・吸収源
共同議長 ヘラルド・ドブリン氏(ノルウェー)、フィリップ・グウェイジ氏(ウガンダ)
・遵守制度
共同議長 ヘラルド・ドブリン氏(ノルウェー)、ツイロマ・ネロニ・スレイド氏(サモア)

今日のプログラム (UNFCCC Daily Program)
今日のアースネゴシエーションブレティン(ENB)(英文)

ピックアップ -日本に集まる注目- 

京都議定書発効のカギを握る国として、COP6パート2開催までにもその動向に注目が集まっていた日本ですが、会議が始まってからも連日注目されています。
15日に小泉首相が日本のテレビ番組で「(この会議では)合意に達することができない」と発言しました。このニュースは海外メディアを通じ大きく伝えられ、大 きな波紋を呼んでいます。国内外NGOからは、「合意するために集まったのに、これでは時間が無駄になってしまう。」と強い批判がでました。(日本政府の態度について記者会見を開く国内外のNGO写真右)
これらの反応を受け、16日、日本政府は急遽以下のようなプレスリリースを発表し、従来のポジションに変わりのないことを強調しました。
* 京都議定書の2002年発効を目指し、COP6パート2で、できるだけ多くの問題点について合意をする
* アメリカの参加は重要で、日本はアメリカと協議を行っている。しかし、この協議のせいで交渉を遅らせるつもりはない。日本は全ての国と建設的な交渉を行う。
* できるだ国内対策を通じ、京都議定書の削減目標を達成する最大限の努力をする。
* COP6パート2を成功させるため、締約国に対し交渉において柔軟になるよう呼びかける。

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