MENU

やまなし環境教育ミーティング  ~地域の自然を活かした教育/暮らし/仕事~

山梨県地球温暖化防止活動推進センター

キーワード:ネットワーク構築、協働・共創

目次

活動の目的

県内における地域の自然を活かした魅力的な教育・暮らし・仕事をしている人たちのネットワークの推進及び連携による協働・共創の深化・拡大。

実施までの経緯

県内では、地球温暖化防止、自然体験、エコツーリズム、森のようちえん、リユース食器の推進等多くの全国レベルでの先進事例がある。しかし、互いに知っている段階にとどまり、より協働と共創をすすめる基盤づくりが課題であった。全国の環境教育等のネットワーク構築の実績のあるキープ協会がセンター指定を受けたことを機に、県内有識者と共に実行委員会を組む形で2016年度から開始した。

主な取組み

本事業テーマに広く関心のある方を対象に毎年3月に60~90名にて日帰りの形で実施。主な内容は、パネルディスカッション、参加者による事例紹介(ブース)、全体会。半年前より実行委員会を数回実施。会場は、山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター。同センターと実行委員会との共催事業。実行委員会には、県内大学教授、県内実践者が参画。地球温暖化防止活動推進員、NPO、各種地域実践者をはじめ、行政、大学、学校関係者、県内拠点施設管理者、関東地方環境パートナーオフィス等が参加。

地域とのかかわり方

活動の様子等

効果的な実施のための工夫等

キープ協会の環境教育ネットワークの構築の中で培われた、ネットワーク集会の運営ノウハウが「ワーキングネット(つながるだけでなく、実際に機能する意味のあるつながり)」が、本事業の目的達成のために有効に機能している。名札の工夫、交流を促すファシリテーション、つながりのうまれる場のデザイン(時間・空間・関係性)、「えんたくん」などのツール活用等が、相互のつながりと協働・共創を生み出すために機能している。
 「温暖化防止」を前面に出していないことで、幅広い関心層がつながる機会を生み出している。また、実行委員やキープ協会とつながる各種ネットワークがつながりの幅を広げている。

活動の成果

本事業は狭義の「温暖化防止」活動と地域の自然に根差した教育・暮らし・仕事をしている人達との協働・共創の基盤を作る機会である。実際につながり動きが起きていることに大きなメリットがある。顕著なものとしては、第2回のミーティングをきっかけに発足した「山梨マイクロプラスティック削減フォーラム」がある。海と面していない県では、全国に先駆けて市民連携によりこの波が生まれていることはSDGsの視点からも大きな成果のひとつ。県内関係者同士のため、相互の現場に足を運びやすく、各種協働事業や相互交流の報告がされている。温暖化防止活動の普及啓発機会が、森のようちえんや地域拠点施設等とつながっていくことが意義深い。

今後の課題・展望

本事業は、現在も年に1度継続的に実施される。開催場所が県北西部のため、東部富士五湖地方からの参加がしづらい状況がある。
また、参加層のさらなる広がりをどのように生み出していくかも課題のひとつである。

目次
閉じる