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グリーンカーテン下越地域協働プロジェクト事業

新潟県地球温暖化防止活動推進センター

キーワード:グリーンカーテン,市との連携

目次

活動の目的

各市で実施しているグリーンカーテンの取組をより効果的に実施するため、新潟県センターの呼びかけで下越地域4市と推進員が参加して協働プロジェクト事業を実施した。

実施までの経緯

新潟県センターでは以前から県内市町村に呼びかけて「グリーンカーテンプロジェクトinにいがた」の取組を行ってきた。しかし最近は、「取組が温暖化対策の啓発につながっていない」「地域での活動が広がらない」「事業の構築が難しい」などの意見が市担当者や推進員からもあったため、センターと県北の4市(村上市、胎内市、新発田市、五泉市)が協議会を立上げ、活発な取組を行っている新発田市が中心となり各市のグリーンカーテンプロジェクトの活性化を図った。

主な取組み

センターと4市(村上市、胎内市、新発田市、五泉市)の市担当者、推進員が参加して協議会を設置し、意見交換会を実施した。
4市ともこれまで独自にグリーンカーテンの取組を実施してきたため、参加した市担当者、推進員とも活動の活発化に対する関心が高く、新発田市のこれまでの活発な取組内容や推進員・行政の役割などを聞き、各市の事業の参考とした。
さらに各市の事業にも相互に推進員が協力・連携していくこととした。
 H30.2 (第1回目) 各市での取組(活動、周知、効果、問題点)
 H30.4 (第2回目) 30年度の事業計画の発表
 H30.5-10 各市での活動の実施
 H31.1   30年度の活動のふりかえり

地域とのかかわり方

活動の様子等

保育所などの子ども向けの啓発用に作成した環境紙芝居
一般向けのグリーンカーテン講座のテキスト
当センター作成のガイドブック。毎年、約2000冊を配布している。

効果的な実施のための工夫等

①意見交換会では保育所などでグリーンカーテンの啓発を行うためツールの作成が提案され、市担当者と推進員の協力により手作りの「環境紙芝居」が作成された。作成した環境紙芝居は各市の保育所などで広く活用された。
②胎内市をモデル地域として市と推進員が連携するとともに、センターや他市の推進員の協力を得ながらグリーンカーテンの取組の充実と強化を図った。その他の3市については、これまでの活動の加えて、グリーンカーテン講習会の実施などの新しい取組を行うこととした。
③各市のグリーンカーテンの取組やイベント情報を取りまとめて関係者に発信し、お互いが協力・参加しやすい環境を提供した。

活動の成果

①胎内市では、新発田市のゴーヤ大使(お笑い芸人)から「かんきょうの話」「グリーンカーテンの取組の意味」を保育所でお話をしてもらい、園児の意識変化や率先的な行動につながった。また、ゴーヤの収穫後には園児に食育学習やエネルギーの学習を行い、さらにへ園児が「伝え手」となることで関心を持つ家庭が増えた。推進員もグリーンカーテンの育て方やその意義の伝え方のスキルを学び自信を持つことができた。
②村上市では、推進員がグリーンカーテンの育て方講座・料理教室などを実施し、温暖化対策の啓発を行った。五泉市では、市民や団体に向けて内容を工夫してグリーンカーテンの講座を行った。また、新発田市では、全保育所にグリーンカーテンを設置し、併せて推進員が中心となって生育管理の指導を行った。また、市内からの応募に限定していた「レシピコンテスト」は広く県内からの応募を可能とすることで情報発信を強化した。これら新発田市の取組は評価を受け、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞した。

今後の課題・展望

協議会での検討と活動を通して、グリーンカーテンの取組についてセンターと市町村・推進員の総合的な連携と活発化が図られた。この成果により、さらに次年度の活動も活発になってきている。

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