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地域の小学校と連携した環境教育

青森県地球温暖化防止活動推進センター

キーワード:小学生,環境学習,ツール開発

目次

活動の目的

地域の小学生と継続的に環境学習を行うことで、子どもたちが自分の住む地域の環境について知り、課題の解決や実践に向けて自ら行動するようになること。

実施までの経緯

平成25年度より、地域で主に小学生を対象とした環境出前講座を実施しているが、単発のイベント的なものになりがちで、継続性に欠ける面があった。また、実施先の先生や担当者についても、意識変容につながっている実感がなかった。啓発の効果を継続的なものとするため、1年を通して計画的な講座実施を目指した。

主な取組み

総合学習の時間に1年を通して環境について学ぶ青森市内の小学校と連携し、4年生児童47名を対象に、地球温暖化や地域の環境についての外部の専門講師として、推進員が講座を実施した。6月、8月、2月の3回の講座を通して、対象の子どもたちが現状を理解し、身近な問題に気づくこと、問題の要因を考え、自分事として捉えること、課題解決のための行動を起こすこと、というように段階的に実践につなげることを目標とした。

地域とのかかわり方

活動の様子等

推進員が製作したツール「キューブでむつ湾」

効果的な実施のための工夫等

  • 青森県の整備した小学生向けのプログラム「買い物ゲーム」や、推進員が製作したツール「キューブでむつ湾」などを活用し、楽しみながら環境について興味を持ち、学べるようにした。また、活動の中で子どもたちから出てきた疑問や質問事項に講師が丁寧に答えるなど、講座の内容が一方的にならないようにした。
  • 年間を通して3回の講座実施で、継続することによる効果があった。また、子どもたちとの距離が縮まり、温暖化防止活動をより身近なものと感じてもらえた。

活動の成果

  • 活動の中で出てきた疑問に対する答えを得ることで、地域の環境と自分たちの活動がどのように結びつくのか、子どもたち自身が実感できた。令和元年度も同じ小学校の4年生と同様の取組みを継続する。
  • 令和元年度に県内の小中学校の先生を対象としたESD研修会を実施することとなり(開催主体は別団体)、当該小学校の校長より企画に対するアドバイスや周知についての協力をいただいた。

今後の課題・展望

この取組みを他の小学校へも広げていきたい。そのために、対象児童と小学校に対して活動報告の場を提供したり、取組み自体を広報したりすることが必要と考える。

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