MENU
2021/10/04

カーボンニュートラルの科学~IPCC最新評価報告書からのメッセージ~

このイベントは終了しました。

2021年8月、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)による最新の「第6次評価報告書:自然科学的根拠」が公表されました。本講演会では、地球温暖化を引き起こす大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の増加が近年どれほど進んだのか、これからのCO2排出量をどの範囲に抑えなければならないか、新型コロナウイルス感染症の流行で経済活動が停滞したが温暖化は鈍ったのか、など報告書に研究者が貢献した内容を含めた科学的成果をわかりやすくお伝えします。
IPCCの評価は、日本の目標となった「2050年カーボンニュートラル」や、あわせて紹介する国の方針や自治体での取組の背景にもつながっています。近く開催されるCOP26(気候変動枠組条約の締約国会議)での国際交渉にも影響を与えるであろう最新の知見に触れ、私たちの生活とのかかわりについてみなさんと一緒に考えたいと思います。

日時:令和3年10月28日(木)13:00~16:30
開催方法:オンライン配信
主催:国立研究開発法人海洋研究開発機構
後援:文部科学省・環境省
プログラム:
 13:00~13:20 開会挨拶・趣旨説明-講演会の聴きどころ-
  河宮 未知生/海洋研究開発機構 地球環境部門 環境変動予測研究センター長
 13:20~13:50 Emissions from human activities caused rise in greenhouse gases(同時通訳付き)
  Prabir K. Patra/海洋研究開発機構 地球環境部門 地球表層システム研究センター グループリーダー代理
 13:50~14:20 炭素排出と気温上昇:温度目標達成のためにはCO2排出量をどの程度に抑えなければならないか
  立入 郁/海洋研究開発機構 地球環境部門 環境変動予測研究センター グループリーダー
 14:30~15:00 新型コロナ世界不況で温暖化は鈍ったか―CO2と大気汚染の話
  金谷 有剛/海洋研究開発機構 地球環境部門 地球表層システム研究センター長
 15:00~15:30 地球をめぐる温室効果ガス:カーボンニュートラルで気候は安定化するか?
  三枝 信子/国立環境研究所 地球システム領域長
 15:30~16:00 ゼロカーボンの暮らし方とは?~地域の先行事例を知って考える
  木場 和義/全国地球温暖化防止活動推進センター(一般社団法人地球温暖化防止全国ネット) 事務局次長

本イベントの参加方法やお問合せ方法など、その他詳細は下記の主催者ウェブサイトをご確認ください。
http://www.jamstec.go.jp/j/pr-event/earth-env2021/index.html

目次
閉じる