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12月10日の午後IGES、NIES、JCCCA共催のサイドイベントが開催されました!

COP会議では政府代表団の交渉だけでなく、サイドイベントも重要な役割を果たします。

このサイドイベントでは政府やNGO、研究者が自分たちの意見や活動内容、研究成果を発表します。
交渉にかかわってない人の多くは、このサイドイベントで情報収集をして見解を深めています。

毎日配られるDAILY PROGRAMME を見てどのサイドイベントに出るか決めます
毎日配られるDAILY PROGRAMME を見てどのサイドイベントに出るか決めます。

12月10日の午後にIGES、NIES、JCCCA共催の“アジアの低炭素社会(Low-Carbon Asia )ビジョンとアクション”を開催。
会場は立ち見がでるほどの大盛況となりました。

椅子に座れない人は立ち見で真剣にプレゼンを聞いていました
椅子に座れない人は立ち見で真剣にプレゼンを聞いていました

司会の幸田シャーミンさんは、アジアは経済成長の早い国々を抱えているのでこのテーマは大変重要だと述べ、国立環境研究所の研究者が低炭素社会のシナリオを発表し、IGESがその方法のひとつであるCDM(クリーンディベロップメントメカニズム)の85%はアジアの国であるとアジア地区での取り組みの重要性を述べました。 

そして、アジアで取り組めるアクションの一つとしてJCCCAは2007年から環境省の事業として実施されているストップ温暖化「一村一品」大作戦について発表しました。
大木代表を京都議定書の父と呼び、この会議で議定書が採択され、議長のConnieをコペンハーゲン議定書の母と呼べることを希望すると、東北大学の長谷川教授は述べた後に、この一村一品の実行委員長をしている私は、ストップ温暖化「一村一品」大作戦の父だと述べ、会場を笑いの渦に巻き込みました。
長谷川教授は、この事業は、個人、学校、企業、NGOの気候温暖化の活動を、目に見える形で地方に焦点をあて、楽しいコンテストをする事により、一般の人々に伝えることができると述べました。

温暖化問題はいつも重苦しいけど、楽しむことはとても重要。
そして、その取り組みを楽しく全国に伝えるのに、この方法はとてもすぐれているので、是非このコンセプトを自国に持ち帰って、自分たちにあった方法でやってみて欲しいと強調しました。

最後にIGESが科学的な情報を政策決定者に伝える低炭素社会リサーチネットワークのアウトラインについて説明しました。

発表終了後、長谷川教授のもとにはパキスタン出身の研究者が来て、熱心に話を聞いていました。
アジアの国々にも、このコンセプトが伝わるといいですね。

長谷川先生に質問するパキスタンの研究者とそれを取材する日本人の記者
長谷川先生に質問するパキスタンの研究者とそれを取材する日本人の記者

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