バリ会議では、各国政府による国際交渉だけでなく、様々なサイドイベントやNGOのパフォーマンスが行われています。
サイドイベントとは、分科会のようなもの。主催する政府や団体が研究発表をしたり、それぞれの主張を発表したりする場で、誰でも自由に参加できるものが多くあります。なかには「参加者にはランチボックス(お弁当)をお配りしますよ〜」なんてサイドイベントもあり、忙しい参加者はお弁当を食べながら意見交換をしたりすることもしばしば。
また、会議場近くにはNGOや政府、機関、企業などがブースを出展し、発行しているパンフレットを配布したり、研究成果を発表したりもしています。
今日はそんなサイドイベントやブースの中から2つをご紹介します。
*サイドイベント、ブース出展のスケジュールはこちら(UNFCCC事務局ウェブサイト、英文)。
日本政府主催サイドイベント
10日の午後には日本政府主催のサイドイベント「北海道洞爺湖サミットに向けて」(Road to Hokkaido Toyako Summit)が行われました。最近の世界の動向と持つべき方向性、産業における取り組みについて紹介されました。終始立ち見が出るほど盛況でした。洞爺湖サミットに向け、日本政府は、セクター別アプローチを進めていくことの重要性を強調しました。
日本政府のサイドイベントの様子
(c)Masayoshi Iyoda
またまた日本が「化石賞」を受賞
NGOのパフォーマンスとして最も有名なのは、「化石賞」(Fossil of the Day Award、英文)です。交渉において後ろ向きな発言をした国に贈られる不名誉な賞で、COP5以降毎回開催されている伝統のある(?)賞です。世界のNGOのネットワークであるCAN(気候変動アクション・ネットワーク)が行っています。
会議の会期バリ会議において、日本も何回か受賞しています。10日は日本が第3位を受賞してしまいました。
10日「本日の化石賞」授賞式の様子
(c)Nozomi Otaka