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COP12・COP/MOP2の特設ページ

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COP12、COP/MOP2が開催されます

11月6日から17日まで、ナイロビ(ケニア共和国)で気候変動枠組条約第12回締約国会合(COP12)、京都議定書第2回締約国会議(COP/MOP2)が開催されます。はじめてアフリカで行なわれる締約国会合。世界の国々が集まって地球温暖化問題についてどのようなことを話し合うのか、解説します。

現地の様子をレポート!

会議の様子を現地からJCCCAスタッフが毎日レポートします。

COP12・COP/MOP2とは? -注目ポイントと議題-

昨年カナダのモントリオールで開かれたCOP11・COP/MOP1は、2005年2月16日に京都議定書が発効してから初めて行われた会議であり、議長国であるカナダ政府の強いリーダーシップのもと、京都議定書の運用ルールが決まりました。
第11回締約国会議(COP11・COP/MOP1)の様子はこちら

注目ポイント

COP11・COP/MOP1終了後、世界の注目は以下の2点に移っており、COP12・COP/MOP2にむけて活発な議論が進められています。
・「2013年以降」、すなわち京都議定書の第一約束期間である2008〜2012年が終わった後の削減の枠組みや目標をどうするか
・途上国が抱える問題をどうするか

特に以下の点が注目されています。
(1) 適応:すでに起こりつつある地球温暖化の影響に対し、先進国に比べ脆弱な途上国がどのように適応していけばよいか
(2) 技術移転:先進国のもつ技術を途上国にどのように移転していくか
詳しくは「COP12・COP/MOP2の注目ポイント」へ

開催される会議

期間中、COP12・COP/MOP2に加えてあわせて6つの会議が同時進行で進められます。会議で話し合われる議題はさまざまですが、それぞれの会議で話し合ったことがらをどのように整理・整合させて温暖化対策を進めていくのかも課題の1つです
・気候変動枠組条約第12回締約国会合(COP12 コップトゥエルブ)(議題はこちら
・京都議定書第2回締約国会議(COP/MOP2 コップモップツー)(議題はこちら
・科学的、技術的な助言に関する第25回補助機関会合(SBSTA25 サブスタ25)
・実施に関する第25回補助機関会合(SBI25 ヱスビーアイ25)
・気候変動枠組み条約付属書国の更なる約束に関する第2回特別作業部会(AWG2 エイ・ダブル・ジー2)
・気候変動に対応するための長期的協力の行動に関する対話(Dialog ダイアログ)

もちろんこのほかにも多くの会議で様々な議論が行われ、また関連のイベントなども数多く行われます。日本からは政府代表として若林環境大臣が出席するほか、政府代表団、環境NPO、企業、マスコミなど様々な人が参加する予定です。

日本政府の関連情報

・外務省「COP12・COP/MOP2閣僚準備会合 結果について」(2006/9/16)
・環境省「中央環境審議会地球環境部会 第14回気候変動に関する国際戦略専門委員会」(2006/7/10)資料1「気候変動に関する最近の国際動向」
・環境省「中央環境審議会地球環境部会 第12回気候変動に関する国際戦略専門委員会」(2006/3/14)資料1「気候変動に関する最近の国際動向」

国連気候変動枠組条約事務局のCOP12・COP/MOP2の公式サイト(英文)
COP : Conference of the Parties to the Convention
MOP : Meeting of Parties to the Protocol

解説

気候変動枠組条約とは

大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極的な目的とし、地球温暖化がもたらすさまざまな悪影響を防止するための国際的な枠組みを定めた条約。1994年3月に発効。温室効果ガスの排出・吸収の目録(インベントリ)、温暖化対策の国別計画の策定等を締約国の義務としている。

京都議定書とは

気候変動枠組条約には先進国の努力目標が記載されていましたが、法的拘束力のある削減義務はなかった。その後の交渉で、1997年12月に京都で開催された第3回締約国会議(COP3)において、法的拘束力をもった温室効果ガス削減のための議定書が採択された。2005年2月16日に発効。2005年に行なわれたCOP11で京都議定書に関する運用ルール等が固まった。地球全体で取り組む地球温暖化対策の第一歩

関連情報

・条約交渉の基礎知識:条約交渉プロセスの解説
・条約年表
・これまでの会議の様子:国際会議レポート

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