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NO13. クリントン元大統領の来訪演説 2005/12/9

NGOからの意見表明で将来世代からアピール 

最終日、COP11の本会議はNGOの代表の意見表明から始まりました。環境NGOから、世界各地で起きている様々な地球温暖化の影響が訴えられたり、地球温暖化対策の重要性や会議を前進させるための強いメッセージがなげかけられました。特にユースグループは、「気候変動は私たち世代にとって大変危機的な問題です。今が行動する時です。未来を決める力をあなたたちが持っているのです。」と政府代表者たちに強くアピールしました。会場に来ている100人程度の若者が立ち上がって声をあわせ、会場内から大きな拍手がおくられました。

クリントン元大統領の来訪演説 

COP/MOPの最終的な決着を前に、モントリオール市長の招きでクリントン大統領がモントリオール会議の会場に来て、演説が開かれました。多くの参加者 にとっては突然のことで、アメリカが交渉に非協力的な姿勢をとる中、クリントン元大統領の演説には大きな注目が集まりました。
クリントン大統領は、地球温暖化はすでに起こっていること、温暖化対策は経済に不利ではないこと、むしろ太陽光や風力などのクリーンなエネルギーの技術に よって雇用を創出していくことができることなどを強調し、将来世代のためへの行動を誰も拒むことはできないと訴えました。30分に及ぶ演説の間、確信と説 得力をもって温暖化防止へ行動すべきことをアピールする演説に会場中が聞り、時折盛大な拍手に包まれました。 

(写真:IISD)

最後に残った「I (アイ)」、「2013年以降の枠組み」の決着

午後のCOP/MOP1の本会議では、CDM理事会からの報告、JIの六条監視委員会の設置、資金メカニズムなどの議題が順次採択されていきました。京都 議定書の運用に関する議題がすべて採択された時、議長が「これで『3つのI(アイ)』のうち、Implementation(インプリメンテーション=実 行)、Improvement(インプルーブメント=改善)の2つが達成されました。これで京都議定書が完全に動き出します」と述べると、会場内には拍手が沸き起こりました。
しかし、3つ目のI(アイ)「Innovation(イノベーション=革新)」、つまり「2013年以降の枠組み」については、非公式の会合で審議が難航し、審議は夜から行われることになったのです。
会場の展示ブースなどは次々と片付けがはじまり、交渉の行方を見守る人だけが会場に残ることになり、会場のにぎわいはなくなりました。

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