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vol.3 運用ルールの採択目指し、具体的な議論がスタート

午後から京都メカニズム、遵守制度、など問題別の非公式グループを作り、交渉が進められました。吸収源については、残っている問題はロシアに関する吸収量(ボン合意にある森林管理から得られる吸収量を自国の削減目標に算入できる量)の問題だけなので、問題別の非公式グループは作らず、個別にそれぞれの国々が協議をしてまとめることになりました。また、新らたに、5条、7条、8条(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査)に関する非公式会議がはじまりました。

遵守制度

各国は、COP7で最終案をまとめることを確認しました。新しい非公式文書が議長から出され、最終案をまとめる作業を始めました。各国が最終合意してもよいと認めた文章とまだ議論が必要と考えている文章が色分けされており、各国はそれをひとつひとつ検討する作業を進めています。

京都メカニズム

COP6パート2の最後に交渉のベースとなった文書(CRP.11)をもとに、共同実施、排出量取引のグループとクリーン開発メカニズムのグループとにわかれて、最終的な運用ルールの決定草案作業を行うことになりました。また、排出量取引を行うときに各国の取引を管理する方法に関する議論もあわせて行われています。

5条、7条、8条(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査)

吸収源による吸収量や、京都メカニズムによる排出削減量(クレジット)や、国内での対策などに関する情報をどのように報告するか、またその報告をどのように審査するかを議論しています。 これらの情報や仕組みは、削減目標が達成されているかどうかを判断するために重要です。

* アースネゴシエーションブレティン (英文)
* デイリープログラム (英文)

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