地域のコンソーシアムによる地球温暖化防止活動(平成23年度)

広島県緑のカーテン・トライアル事業

ひろしまアグリーン・コンソーシアム

主な取組分野 省エネ
主な取組対象 家庭、公共施設、事業所など
 
1. コンソーシアムで行う事業の目的と概要
【目的】
 本事業は、地域で活動するNPO等が協働で「緑のカーテン事業」を推進することにより、二酸化炭素の排出量10%削減及び地域での草の根の温暖化防止活動の拡大を図ることを目的とする。
【概要】
戸建て住宅および公共施設・ビル・マンションを含めた200カ所で主に緑のカーテンによる緑化を推進し、冷房にかかる電力量を削減することによりCO2排出量削減を図る。 事業成果となるCO2排出量削減の測定・集計・解析にあたっては、事業実施期間中に専門家を招いて測定方法や成果の出る緑化方法等を学ぶ学習会を実施し、確実なものとする。また、トライアル期間中も専門家による実測調査や実践状況の調査を行い、各々の設置場所に即した緑化の拡大、節水や風通しの改善などの新しい取り組み行い成果を上げる。さらに、緑化終了後は、枯れた植物を堆肥化し、次年度の育苗や緑化事業に活かすしくみを構築する。
2. コンソーシアム幹事団体
名称 ひろしまアグリーン・コンソーシアム
代表者 近光 章
所属団体名・役職名 財団法人広島県環境保健協会
(広島県地球温暖化防止活動推進センター)
理事長
URL http://www.kanhokyo.or.jp/
3.コンソーシアム構成員
団体等の名称 事業実施責任者
氏名 役職名
海田町地球温暖化対策地域協議会 広瀬 俊明 会長
脱温暖化ぬまくまフォーラム 岡田 妙子 代表
ひがしひろしま環境家族 橋野 俊子 代表
布野の食と脱温暖化を考える会 麻野 恭子 会長
くれ環境市民の会 木原 滋哉 代表
かんきょう会議浮城 尾原 義彦 代表
町づくり脱温暖化やすうら 藤登 哲郎 会長
脱温暖化・門田地域協議会 力石 国藻 会長
脱温暖化ネットおんど 島本 博基 会長
広島工業大学 清田研究室 清田 誠良 教授
財団法人広島県環境保健協会 上田 康二 センター長
4.事業の全体像

1.コンソーシアム内での企画・戦略会議を行い、詳細な実施計画や役割分担を確定させる。 その後も、戦略会議は随時行う。

2.コンソーシアム内で、緑のカーテンを設置している個人・学校・企業等からトライアルメンバーを選出する。事前に、設置条件調査票を配布し、緑のカーテンの設置条件(大きさ、方位、間取り等)と家電製品の設置条件等をもとに取り組み条件を3パターン程度にカテゴライズし、それに応じたデータの取り方を設定する。カテゴリーごとに、温度・湿度の測定箇所数、頻度等を変えて、継続的に精度の高い温度・湿度変化データを採取し、緑のカーテンによる温度上昇抑制効果を把握する。
<カテゴリーごとのデータ採取の考え方。詳細は、第1回企画戦略会議にて確定させる>
レベル1:屋外および緑のカーテンを設置した室内の気温、湿度を記録する。週に1回、1日1回程度の頻度。全世帯で取り組む。
レベル2:屋外および緑のカーテンを設置した室内の気温、湿度を記録する。週に2回、1日2回程度の頻度。40世帯で取り組む。
レベル3:屋外および緑のカーテンを設置した室内の気温、湿度を記録する。デジタルデータロガーを設置し、詳細なデータを採取する。10世帯で取り組む。レベル2・3の計測にあたっては、より正確な数値を得るために計器に直射日光があたらないように計器をシェード内で覆い、設置の高さも指定するなど、計器はできる限り計器は同等に設置する。

3.専門家を交えて緑のカーテンの育成・維持管理方法、効果的な空調の方法などを学ぶ学習会『ひろしま緑のカーテントライアル学習会』を実施する。学習会では、植物の育成を確実にする方法、より効果的な省エネを行うための補助的な技術、温度、湿度や電力量データの取り方を学ぶほか、昨年までの取り組み状況を調査し、成果を評価するためのベースとなるデータを構築するための手法を開発する。

4.学習会後、トライアルメンバーは、緑のカーテンを活用した夏季の省エネトライアルに挑戦する。その成果は、トライアル調査票で把握し、集計する。調査票には、温度、湿度のほか、家電製品の使用方法の工夫によって削減された電力量(前年同月との比較)などを記入する。

5.トライアル期間中は、コンソーシアムメンバーと専門家が交えて実施状況(生育・取り組み・温度など)の現地調査を行う。現地調査では、個々の設置場所の実施状況を把握し、設置場所に即した育成や省エネ手法の改善等についてアドバイスし、取り組みの成果を上げる。また、失敗や改善の情報を共有し、コンソーシアム内で水平展開を図る。

6.トライアル終了後に調査票を回収し、削減できた電力量等を用いてCO2削減量を算出する。

7.終了した緑のカーテンの残渣を回収し、分別したのち、植物質は堆肥化して廃棄物を最小限に抑える。堆肥は、次年度の育苗に用いる。また、採取したゴーヤを用いたエコクッキング教室などを開催する。

8.全コンソーシアムが協働で行う成果発表会を開催して成果の共有を図るとともに、取り組みを継続・拡大するための意見交換などを行う。

9.本事業の成果は成果集(CO2削減効果の評価結果や実施マニュアル)に取りまとめ、コンソーシアム内に配布するともに、ホームページ等で周知し、取り組みを継続・拡大する基盤を作る。

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