地域のコンソーシアムによる地球温暖化防止活動(平成23年度)

青森県LEDで地球にやさしい城下町づくり事業

LEDで地球にやさしい城下町づくりコンソーシアム

主な取組分野 節電LED
主な取組対象 モデル地区
 
1. コンソーシアムで行う事業の目的と概要
【目的】
(1)青森県弘前市は、桜で有名な弘前城を中心とした自然環境を大切にする城下町である。人口は約18万、郊外にはりんご園が広がり、県内唯一の国立大学弘前大学を始め大学や専門学校が多い。このため、昔からの地域のつながりが残っていながら、若い人も多い町となっている。
(2)今年3月の大震災は、幸いにも弘前市内に大きな被害をもたらす事はなかったが、この未曾有の天災を契機に、防災対策の見直しとともに電力使用の削減と地域のつながりの再構築が、大きな地域課題となった。
(3)そこで、この街で防犯灯の交換をきっかけとして節電とまちづくりに取り組む「地球に優しい町内会」づくり行動をおこすことを目的とする。
(4)弘前市は防犯灯の設置・維持を町会への補助金により実施している。設置された防犯灯の電力料金は防犯灯1基につき定額で市が負担し、メンテナンスは町会が担当している。世帯の移動等により不要になった防犯灯も撤去されることが無いため、防犯灯は増え続け、市が負担する電力量は年々増える一方となっている。
(5)大震災以降、事業所や家庭での節電は全国一斉に叫ばれ、取り組みも広範囲で行われ、大きな効果を上げた。しかし、各地の防犯灯の節電に関しては、あまり話題になる事もなく、効果的な対策が採られたという話は聞こえて来ない。
(6)そこで、弘前市内の一角をモデル地域として、防犯灯の電球をLED電球に換え、二酸化炭素の排出の削減、電力使用量と電球交換等メンテナンスにかかる費用の削減、そして取り組む事によって町のコミュニティ再構築、さらには市の財政負担の軽減という、一石三鳥の事業としたい。
(7)末広町会は地域ねぷたも出している地域のつながりの強い地域である。事業の取り組みにより、地域住民が地球温暖化防止への理解を共有し、地域のつながりを取り戻し、この地域をLED電球普及の中心的な存在として青森県内に発信できる力をつける事、もちろんLED電球使用により維持・管理の利便性を実証する事も目的の1つである。
【概要】
(1)弘前市内をモデル地域として、防犯灯をLED電球に交換することにより、温室効果ガスの排出削減の社会実験を行う。
(2)弘前市末広町町内100基の防犯灯をLED電球に交換する。
(3)東北電力弘前営業所と、末広町町会の協力を得て防犯灯1台当りの消費電力、メンテナンス料金などのデータを収集、蓄積し、交換前との電力消費量と温室効果ガス排出量の違いを明らかにする。また弘前市の財政負担の軽減率を明らかにする。
(4)週に一度、設置された防犯灯を見回り、センサーで管理されている灯火時間の季節による増減を記録する。
(5)末広町住民の温暖化防止活動への理解を深めるため、回覧板、チラシなどにより、本事業が温暖化防止のためのCO2削減効果だけでなく、町会の防犯灯の維持管理の軽減や将来的には町内会費を安くできる可能性のPRを行う。末広町地域の小学校や保育園で環境出前講座を行いそのプログラムのなかで子供達にLED電球のことを教える。
(6)同時に、市内ショッピングセンター等において一般市民向けに、LED電球の実証効果を示す展示イベントを開催する。
(7)削減効果及びLED電球の実証事例を公開し、見学会を開催し、関心のある市民と情報交換をする。
(8)実験終了後、末広町住民に対し、アンケート調査を実施し、市役所へ節電の実証例を示す。
2. コンソーシアム幹事団体
名称 LEDで地球にやさしい城下町づくりコンソーシアム
代表者 鶴見 實 
所属団体名・役職名
(青森県地球温暖化防止活動推進センター)
NPO法人 青森県環境パートナーシップセンター 代表理事
URL http://www.eco-aomori.jp/
3.コンソーシアム構成員
団体等の名称 事業実施責任者
氏名 役職名
NPO法人ECOリパブリック白神 渋谷 拓弥 理事長
ひろさき環境パートナーシップ21 鶴見 實 代表
アースレンジャー「つがるの会」 久保田 勝二 代表
弘前市末広町町内会 斎藤 秋雄 町会長
弘前市市民生活課 佐々木 公誠
(オブザーバー)
課長
東北電力弘前営業所 井上 隆
(オブザーバー)
総務課 副長
4.事業の全体像

(1)弘前市末広町町会をモデル地域として、防犯灯100基をLED電球に交換する。 
(2)末広町町会の住民と協力して、交換前の電気料金、電力消費量を比較する。
(3)そこからCO2排出量の削減を試算する。節電効果についても測定し、記録する。
(4)灯火消灯がセンサーによることから、交換した防犯灯を週に一度見回り、冬にかけての灯火時間を実測し、季節ごとの消費電力を比較する。
(5)末広町町会地域の住民には、学習会やアンケート調査などに協力を依頼する。電球交換から測定までの経過を回覧板等で公開し、弘前市内で初めての試みである事、町会の維持管理の軽減に効果があり、将来的には町内会費を安くできる可能性などを示し、実証実験に興味と関心を持ってもらう。昔からねぷた祭り等で培った団結力の強さが特徴の弘前市の1町内会での盛り上がりが、今後市全体の防犯灯をLEDに替えていく原動力となる。

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