第16回補助機関会合(SB16)

vol.3 一向に進まない議論

クリーン開発メカニズム(CDM)事業として行われる植林、再植林に関する会議では、共同議長が作成した新しい検討項目の権限事項と行動計画案について各国が検討を開始しました。しかし、排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査(議定書第5条、第7条、第8条)との関連部分を具体的な検討項目として明記したいブラジルと、そうでないカナダなど他の国との間で、項目立てや文章の表現について意見がまとまりませんでした。
排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査(議定書第5条、第7条、第8条)に関する会議では、昨日に引き続き、京都メカニズムへの参加資格が停止され た場合、その資格を回復するための審査手続について議論が行われました。この手続きを議定書の第8条のもとで行われる専門家審査チーム(ERT)による毎 年の排出目録審査とどのように調整するかについて結局意見がまとまらず、さらに小さいグループで文章の草案をすることになりました。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第3次評価報告書(TAR)の内容をどのように今後の補助機関会合の議題に反映されていくのかを話し合う会議も行われています。
今日は、各国が優先すべき研究エリアや科学界とIPCCへの質問、そして、気候変動枠組条約の第2条「究極の目的」ついて意見を提出することなどを含む SBSTA16のまとめ案が共同議長から示されました。しかし、途上国は、事前にグループ内で検討しておらず、議論に入るにはグループ内の調整が必要と議 論を一次中断しました。約20分後議論が再開されましたが、結局、途上国は、共同議長案に途上国の意見があまり反映されておらず、包括的な内容になってい ないとし、共同議長にまとめ案の修正を求めました。

デイリープログラム(英文)  

ピックアップ

会議場で盛り上がるサッカーワールドカップ

SB16の会場となっているマリティムホテルのロビーにはテレビが設置されていおり、ワールドカップ中継が放送されています。政府代表団も会議の合間に自国の応援に熱く盛り上がっています。会議場の外でも、警備にあったている地元警察官からドイツ得点の瞬間に大歓声があがり、会議参加者を驚かせました。
今日のクリーン開発メカニズム(CDM)事業として行われる植林、再植林に関する会議では、ブラジル政府代表団が、明日行われるブラジル対中国の試合を見るため、会議時間の変更させる一幕がありました。
(写真右 フランス−ウルグアイ戦を観戦する会議参加者) 

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