第16回締約国会議(COP16)

カンクンの小さな種から

メキシコ・カンクンでの「COP16」は10日で閉幕しましたが(正確には11日未明に合意)、私には会期中、いつも強く印象に残ったフレーズがあります。

それは「FROM SMALL SEEDS IN CANCUN」です。



もうひとつ、ペアのように「BIG THINGS CAN HAPPEN」があります。私は、このふたつのフレーズが大変気に入りました。



私たちの毎日の暮らしの中でもカンクンの地名を変更すればそのまま「フロンム スモールシーズ イン ジャパン」のように、あるいは「イン仙台」のように、もっと小さなスケールでは「イン アワ スクール」でも「私の家」とか「私の部屋」でも使いたくなります。前向きな考え方をすれば「やり方、方法は無限にある」のではないでしょうか。そして次にくるのは「ビッグシングス キャン ハプン」です。

種をまいて芽が出る楽しみや期待、育てる楽しみ、花が咲いて結実したときの達成感などをぜひ温暖化を考える多くの人々の中で、特に一般市民の活動の中でまず種をまくことから始めてはどうだろうか、というささやかな思いに私はちょっぴり、興奮しワクワクしてしまいました。小さな種から大きなことが起こりえるのですもの。

今回は、COP16会議場、またメッセのサイドイベント会場そしてまたクリメイトヴィレッジ、3つの会場のどこでも共通して感じたことがあります。

私が今いるこの場所は、さまざまな方法で何とか地球を救おうとしている世界中のアイディアや思いが詰まった、集結場所なのだという思いでした。一つ一つのプロジェクトは、たとえ小さくても大変に深くて濃い、専門的なものから市民活動での参加まで、まさにいろいろな種がCOP16の中にまき散らされていて、これからどのような芽が出てくるのか、期待されます。気候変動に関する自然の中の変化、海水、森林、砂漠、生物、食糧、空気などに加えて、技術的なこと、ファイナンシャル、未開発国の問題など山はありますが、ひとつひとつ解決のための知恵と工夫が求められているのです。

今回感じたことでは、他に国際的な場での女性の活躍ぶり、民族衣装をまとう人々のアイデンティテイ、政府関係者からフリーターまで参加者の多様さなど、またの機会にぜひお伝えしたいと思っています。

執筆:阿部育子
(宮城県温暖化防止活動推進センター)

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