第11回締約国会議(COP11/MOP1)

No11. 7-9日の閣僚級会合がスタート 2005/12/7

12月7日、各国の大臣が集まる閣僚級会合(High-Level Segment)がはじまりました。閣僚級会合は、カナダのポールマーティン首相から挨拶があり、その後、40カ国の大臣クラスの代表者が順次ステートメントを読み上げていきました。EU各国や途上国の多くが、第一回目の京都議定書会合の開催やマラケシュ合意が決定し京都議定書が動きだすことを祝う発言をしました。一方、アメリカの順になると会場内には一層人が集まって警備も物々しくなりましたが、ドブリアンスキー国務次官補のスピーチの内容はこれまでのアメリカの姿勢とかわらず、科学技術を駆使して地球温暖化対策を他国とのパートナーシップで自主的にすすめていくというもので、削減目標を定めた京都議定書の枠組みにはまったく触れられませんでした。明日も一日、各国閣僚からのステートメントが引き続き行われる予定です。
また今日は、閣僚級会合のステートメントと並行して、午後には別の会議室で交渉グループや非公式会合が行われており、遵守制度に関する交渉グループでは、遵守制度に合意し採択することができました。サウジアラビアが提案していた議定書改正については、COP/MOP3までに方向性を出すこととなりました。
そのほかの交渉グループについても最終調整が行われているようです。

インターネットによる会議の情報

会議では、毎日発行されるIISDの発行する「Earth Negotiations Bulletin(ENB)」や環境NGO気候アクションネットワークCANが発行する「ECO」が会議の動きを把握するのに役立っています。
これらの資料はインターネットでもほぼオンタイムで入手することができ、本会議などの会議はインターネット中継でも見ることができます。


会場内に設置されたメディアセンターで流れるステートメントのオンライン中継

気候変動枠組条約事務局
 会議の資料など公式に配布された文書はすべてインターネットで入手することができます。
Earth Negotiations Bulletin(ENB)(英語+日本語)
一日に行われたすべての会議の概要がまとめられ翌朝には会場で配布されています。
Climate Action Network 「eco」(英語)
 国際的な環境NGOのネットワークによって毎日発行されています。主要な交渉ポイントについて政策決定者向けのメッセージが込められています。
Fossil of the day(本日の化石賞)(英語) 
 重要な交渉の中で後ろ向きな発言をした国に毎日贈られる賞で、COP5からの恒例となっています。今日の第一位は昨晩のSBSTAでの振る舞いでサウジアラビアが受賞しています。

会場の様子

会場内のロビーで繰り広げられる環境NGOによるパフォーマンスも連日行われています。グリーンピースのユースグループフューチャージェネレーションによる地球が燃えているモニュメントや、WWFによる「KYOTOメーター(写真:IISD)」の出し物が行われています。ハンマーでジャックをたたくとベルがなって、温暖化で危機的な影響を受けている魚、氷河、北極熊などをどれだけ守れたか計るメーターです。

今日は中華街に隣接する会場では、中国式のフォーチュンクッキーが会場で配布されました。クッキーの中におみくじが入っていて、各国の政府代表者たちをなごませていました。

このページのトップへ