第09回締約国会議(COP 9)

vol.13 COP9、SB13閉幕

第9回締約国会議(COP9)の全体会合が開催され、これまで交渉してきたCOP9の議題と2つの補助機関会合の決定を含む全ての議題に関する決定とまとめを採択し、終了しました。  

閣僚級円卓会合 COP9議長総括(仮要約)

第10回締約国会合(COP10)が2004年11月29日から2週間アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されることが決まりました。

先進国(附属書国)が気候変動枠組条約のもとで、自国の地球温暖化対策の取り組み状況や温室効果ガス排出量について報告する「国別報告書」の評価

1990年から2000年までの先進国の温室効果ガス排出量は、ロシアやウクライナなど経済移行国の温室効果ガス排出量が1990年に比べ大幅に減っているため、全体的に減っています。2010年の排出予測をみると先進国全体の排出量は、増加する傾向にあります。
このような傾向を認識したうえで、条約にある究極の目標達成するためには、先進国はさらなる対策進める必要があることを確認しました。
また、多くの締約国が第3回国別報告書を遅れて提出したことから、第4回国別報告書を間に合うように提出してもらうため、事務局に2004年の後半にワークショップを開催することを要請しました。国別報告書を作成する上で生じる問題の検討や比較可能で透明性のある情報をどのように国別報告書に掲載するのかについて専門家が意見交換を行う予定です。

Review of implementation of commitments and of other provisions of the Convention. National communications. National communications from Parties included in Annex I to the Convention. Proposal by the President.
FCCC/CP/2003/L.3(>PDF)PDF (英文)

先進国から途上国への資金供与メカニズムとしてCOP7で新しく設置することが合意された
  「特別気候変動基金」を運営するための手引き 

どういった活動を優先的に特別気候変動基金のもとで行うのか議論が行われてきました。前回の補助機関会合で、気候変動の悪影響に適応対策(小規模島しょ国などが強く希望している)を一番優先的に実施していくことが決まっていました。しかし、今回、先進国が行う温暖化対策が途上国の経済に悪影響を与えることに対し補償をすること(産油国が強く希望している)も扱うべきという提案が途上国グループを代表するナイジェリアから出され、それに反対する先進国との間で対立が続きました。
徹夜の交渉を続けた議題別の会合でもまとまらず、SBI全体会合でもまとまらず、COP9議長預かりとなりました。政府高官レベルで交渉を行った結果、 「特別気候変動基金」を運営するための手引きをまとめることができました。最後まで対立していた経済の悪影響に対する補償の扱いについては、COP10で検討することになりました。

Financial mechanism of the Convention. Special climate change fund. Proposal by the Chair of the Subsidiary Body for Implementation. 
 FCCC/SBI/2003/L.31(>PDF)PDF (英文)

2013年以降の温暖化対策 

今回のCOP9では、公式な交渉では議論はなく、2013年以降の温暖化対策について、たくさん研究機関や政府によるサイドイベントが開催されました。詳細は、ENB ON THE SIDE をご覧ください。

デイリープログラム(英文)
日本政府 気候変動枠組条約締約国会議第9回会合(COP9)概要と評価

このページのトップへ