環境大臣表彰H21

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那須野ヶ原土地改良区連合 【農業・農村地域に無尽蔵に存在する自然エネルギー開発】

栃木県の北東部に位置する那須野ヶ原は、約4万haの広大な複合扇状地で、扇頂部から扇端部までの距離が30km、標高差が400mと急峻な地形勾配となっています。このため、農業用水路には水勢を減じるための落差工(階段工)や減圧水槽が設置され農地へと配水されています。
この地域資源である水力エネルギーを有効活用し、地球温暖化防止の貢献と「地承・地産・地消」に努めるため、エリア内3ヶ所において7基の発電機で小水力発電を展開しています。7基の最大出力の合計は、970kWhであり、発電電力は土地改良施設に供給しています(CO2削減量:約3,100トン/年)。

また、本州一の生乳生産量を誇る栃木県の中でも、那須野ヶ原は内地で一番の酪農地帯です。しかし酪農家の規模拡大と合わせて、スラリー状の糞尿だけでも1,230トン/日 排出され、その処理が大きな課題となっています。このため、メタンガスの有効利用を図り、地球温暖化防止などの環境問題を解消するため、バイオガスプラントから排出される発酵残渣を活用した、水稲・大豆・大麦・菜種の栽培実証試験に取り組み、液肥としての有効性を実証し、普及定着を図っています。

さらに、太陽光発電から燃料電池を製造するフィールドテスト事業を戸田調整池において展開し、今後シャトルバスや農耕車等への活用を計画しているほか、森林のもつCO2削減効果の向上と那須野ヶ原を潤す農業用水を確保し地域全体を持続的に活性化させていくためには森林整備が不可欠であると考え、地域循環システムを構築するための調査を実施することに併せて、水源地域保全のための啓発活動を行っています。

こうした活動には地域住民の理解と協力が必要不可欠です。そこで新エネルギーの「地承・地産・地消」など温暖化防止に関する普及啓発活動の一環として、環境学習を多数実施しています。そのひとつに「田んぼの学校」の活動があります。未来を担う子供たちに、農業や農業に不可欠である水をとおして環境教育を実施しています。

農業用水の落差を利用した小水力発電
農業用水の落差を利用した小水力発電

太陽光発電から燃料電池を製造
太陽光発電から燃料電池を製造

発酵残渣を利用した菜種の栽培
発酵残渣を利用した菜種の栽培

普及啓発活動の一環である田んぼの学校
普及啓発活動の一環である田んぼの学校


さらに詳しく知りたい方は、下記のサイトをご覧ください。
・那須野ヶ原土地改良区連合

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