環境大臣表彰H21

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川崎重工業株式会社 【大型ニッケル水素蓄電池ギガセルを利用した省エネ】

川崎重工業株式会社は、大型で急速に充電、放電ができるギガセルを開発し、新エネルギー導入、省エネに利用しています。ギガセルは大型でありながら発熱を抑え、かつ内部を空冷することによって大きな電力で充放電することができます。
ギガセルを路面電車に搭載し、モーターを発電機としてブレーキをかけ、この時発生する回生電力をギガセルに蓄電することによって電力使用量を削減することに成功しました。また、ギガセルは電力不足により架線の電圧が下がった場合に放電して、火力発電所の負担を軽減することでも省エネすることができ、実際に走行試験を行って確認しています。
他方、鉄道は架線によって車両とつながっているので、ギガセルを地上に設置して架線に直結してもブレーキ時の回生電力を充電し利用することもできます。大阪市の地下鉄の変電所にギガセルを設置して実証試験を行ったところ、一日に2000サイクル充電し、変電所の出力を20%以上削減することを確認しました。これによって省エネ法の改正による省エネ効果を十分達成することができ、各所で導入が検討されています。
鉄道は交通機関として最も省エネである手段ですが、ギガセルを利用することによってさらに省エネが可能となることを実証し、現在大阪市交通局を含む国内外数箇所で設置検討が進んでおり、省エネ効果をもたらすものと期待しています。
ギガセルは、最初電力用として開発し、風力発電の平滑化、太陽電池のバックアップ、マイクログリッド用に実績を積んできました。この技術を元に、鉄道など移動体向けに開発されたギガセルは、直結技術と高速充放電に優れており、今後電力系統への導入を促進すれば省エネと新エネの導入に貢献できるものと考えています。

ニッケル水素蓄電池「ギガセル」は、高速充放電が可能でエネルギーの有効活用に貢献する次世代の蓄電池です
ニッケル水素蓄電池「ギガセル」は、高速充放電が可能でエネルギーの有効活用に貢献する次世代の蓄電池です

「ギガセル」は強力な充放熱機構により、大出力で充放電しても温度の上昇が少ない安全な電池です。また、溶接レス構造のため、解体が容易なリサイクル向きの構造をしています
「ギガセル」は強力な充放熱機構により、大出力で充放電しても温度の上昇が少ない安全な電池です。また、溶接レス構造のため、解体が容易なリサイクル向きの構造をしています

「ギガセル」の地上蓄電設備を構築することで、電車が減速するときに発生する電気を蓄電し、電車の走行時に供給するなど、回生ブレーキを有効活用できます
「ギガセル」の地上蓄電設備を構築することで、電車が減速するときに発生する電気を蓄電し、電車の走行時に供給するなど、回生ブレーキを有効活用できます

川崎重工業が開発した低床式電池駆動路面電車「SWIMO」は、「ギガセル」を搭載してエネルギー効率を飛躍的に高めた、地球に優しい電車です
川崎重工業が開発した低床式電池駆動路面電車「SWIMO」は、「ギガセル」を搭載してエネルギー効率を飛躍的に高めた、地球に優しい電車です

さらに詳しく知りたい方は、下記のサイトをご覧ください。
川崎重工業 ギガセルホームページ

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