環境大臣表彰H20

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金沢市中央卸売市場:卸売場省エネ推進活動の実践 〜おいしい生鮮食料品はCO2削減から〜

当市場は昭和41年(1966年)に全国24番目の中央卸売市場として開場し、青果物と水産物を扱う総合市場として発展してきました。
卸売場の照明器具は、取引商品の見極めが従前の市場と同様に出来るように、白熱灯が設置されました。その後の卸売場増築時においても、蛍光灯など他の器具に変わると商品見極めに影響があるとの理由から白熱灯が採用されてきました。
市場に集荷される商品は、数年前より、果実では果肉が早く成長する「果肉先行型」の生育のため、日持ちしないものが増え、朝晩の寒暖差が少ないことから、糖度や味にも影響がでてきているものが目立ってきました。また、果菜類(胡瓜、茄子、トマト)においては、収穫時期が早くなってきています。一方、水産物では、南西方面の海で捕れていた「やなぎさわら」「めだい」などが近海(日本海中部海域)で水揚げされるようになり、「こぞくら」が成長して「ふくらぎ」になるが、大きくなる前に近海からいなくなるなどの現象も起きています。
これらのことは、地球温暖化による異常気象が、食糧生産にも影響を与えていることが顕著になってきている現象と思われます。
そこで、生鮮食料品を取り扱う中央卸売市場として、省エネにより二酸化炭素排出量を削減し地球温暖化を防止する活動を通して、生鮮食料品が高品質に育つ生育環境を保つことが必要であると痛感し、平成18年12月に卸売場照明設備改修ワーキンググループを結成して検討を始めました。平成19年12月には、卸売場の一部で照明器具を蛍光灯に取り替え、商品見極めへの影響を調べました。その結果、蛍光灯による商品の見栄えがセリ値に影響がないことを確認し、水産物は電球色、青果物は昼白色を採用すれば、光源色の影響はあまりなく、明るく感じる方が商品を的確に見極められるとの結論に達しました。
これを受けて、平成20年8月から11月にかけて、卸売場の照明器具を白熱灯(500W)1,644台から、同一照度の高出力型蛍光灯(32W×2灯) 1,653台に全面更新しました。更に隣接する水産仲卸売場の店舗においても蛍光灯への切替えがすすむなど、地球温暖化防止に寄与する省エネ市場を目指しています。

蛍光灯数 本館卸売場 819台、第2卸売場 596台、第3卸売場 238台
削減電力量. 年間 1,705,800 kWh/年 
一般家庭約370戸が1年間に使用する電力量に相当します。
削減CO 年間 1,177,000 kgCO/年
杉の木約84,000本分が年間に吸収する量に相当します。
杉林の面積では、兼六園(約35,000坪)の11個分に相当します。

改修前(白熱灯)
改修前(白熱灯)
 

改修後(蛍光灯)


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