環境大臣表彰H20

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株式会社竹中工務店:ダンボールダクトの技術開発・製品化と普及活動

技術開発の背景
現在ほとんどの業務用建物には冷暖房用の空調設備が設置されており、空気搬送用のダクトは鋼板製ダクトとグラスウール保温材が使用されています。工場で組立てしたダクトは容量が大きく、非効率な搬送によるCO2排出量増加とコスト増加につながっており、また保温材などの取り付けに専門技術者を要するため2種類の業種が混在し、工程管理も複雑です。「ダンボールダクト」はこのような課題解決を目指して開発されました。


製品開発と評価
ダンボールダクトは、断熱性能や軽さ、加工のしやすさといったダンボールの特徴を活かしながら、アルミニウム箔でラミネート加工することにより、不燃性能、気密性能、断熱性能、防湿性、結露防止などの空調用ダクトの機能を満足しています。
工場から平板のまま大量に搬送でき、現地で簡単に組立てられ、軽さを活かして長尺接続したダクトを一度に吊り込むことができるなど、工期短縮など作業効率を高めることが出来ます。その結果、建設時コストは従来の鋼鉄製ダクトと比較して約30%低減することが可能です。
環境評価の点では、材料が80%古紙を使用したリサイクルダンボールであることに加えて、解体撤去時はダンボールとアルミに分離して再度リサイクルすることにより、産業廃棄が不要なエコマテリアル製品です。30年ライフサイクルCO2排出量では、従来の鋼板製ダクトと比較して約70%低減できます。


「ダンボールダクト」の普及
本製品は2003年3月に開発され、竹中工務店東京本店社屋新築工事にてダクト施工面積約4200平方メートルに採用されました。その後2008年6月時点で他社施工を含む17件の実績を積み、継続して全国的に採用検討を頂いています。
当社、製造会社、販売会社の3社契約を結び、販売・流通ルートが確立していますので、今後の普及にも十分対応できる状態にあります。業務用建物からのCO2排出量削減に貢献する製品として今後とも「ダンボールダクト」の普及に努力していきます。


竹中工務店東京本店ビル内部
直線距離にすると約7キロメートルに及ぶダンボー
ルダクトが使われています。
ダンボールダクト  
断面。
厚さ5mm のダンボールの波板を2 枚
重ね、両面にアルミシートを貼って造ります。
資源循環。
廃棄の際は、紙とアルミシートを分離して、各々溶解・再
生し再びダンボールダクトとしてリサイクルします。


さらに詳しく知りたい方は、下記の各ページをご覧ください
・ニュース・イベント(ダンボールダクト)
竹中のソリューション・サービス

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