環境大臣表彰H20

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アサヒビール株式会社:煮沸システム「PIE煮沸法」

アサヒビール(株)は、ビール類を製造する過程において、電力使用やボイラー燃焼によるエネルギー起因のCO2排出量を削減するために、各工場で省エネルギー設備の導入や燃料転換などを推進しています。また、副産物の100%再資源化、完全ノンフロン化の実現、水使用量の削減、排水の負担低減、自然エネルギーの利用など様々な環境に優しい取組みを行っており、こうした一連の取組みをより一層強化していきます。ビール類を製造する過程で、麦汁を煮沸する際に発生するCO2排出量を約30%削減することができる世界初の新技術「PIE煮沸法」を開発しました。
ビールに苦味を与えるホップは、不要な高沸点成分を蒸散させるために、大きな釜で麦汁と一緒に煮沸していました。しかしPIE煮沸法では、ホップだけを従来の釜の1/50程度の小さな装置で煮沸し、不要な成分を蒸散させた後、麦汁に加えます。これにより大きな釜の煮沸時間を大幅に短縮できるので、煮沸工程全体で発生するCO2を従来の約30%削減できるようになりました。
またPIE煮沸法では、ホップの苦味成分が効率的に溶け出し、ホップ使用量を約5%削減できることもわかりました。更に、煮沸時間を短縮すると、ビールの泡持ち時間を延長させるタンパク質が増加するため、泡持ちが向上します。
アサヒビール(株)は2008年9月からPIE煮沸法を吹田工場の「スーパードライ」製造に本格導入し、順次国内全9ビール工場で進めていく予定です。
地球温暖化の原因となるCO2排出量の削減は、世界中が協力して取り組むべき人類共通の課題であり、アサヒビール(株)としてもその削減を重要な社会的責任であると認識しております。今後も、環境保全への取組みを進めるとともに、CO2排出抑制に寄与する技術革新を推進していきます。

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