環境大臣表彰H18

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神戸市: 環境にやさしい地下鉄を目指して

地下鉄施設は、一般建築物とは異なる特殊性があり、列車制動時の発熱や列車風の影響、出入り口が開放されていることによる外気の影響、ラッシュ時に偏るエネルギーの日変動などがあります。神戸市では、このように特殊性が高く、かつ増加傾向にある鉄道施設で消費されるエネルギーの現状調査と省エネルギーの可能性について詳細なビジョン策定を行い、先進的な省エネルギー設備の導入によりエネルギー消費とCO2排出量の大幅な削減を実現し、同時に鉄道事業コストの低減も果たしました。
平成13年度から「CO2ダイエット作戦」に基づいた市営地下鉄の施設での省エネルギーの取り組みを進めており、これまでの具体的な取り組みとその成果は次のとおりです。

(1)「鉄道施設の省エネルギービジョン」の策定(平成15年度)
駅などの地下鉄施設において、どのような省エネルギー化を図ることができ、それをどのように進めていくべきかといった指針を平成15年度に策定しました。
(2)省エネルギー設備の導入(新長田駅など)
1) 夜間電力で氷を作り、その氷を昼間に溶かして冷房に利用する「氷蓄熱」
2) 外気温を常時測定し、それに合わせて駅の冷房設定温度を変動させる「外気温度差制御」
3) 列車の通過によって生じる風(列車風)によって、換気ファンの運転時間を短くする「列車風利用換気」
4) エネルギーの無駄が少なく、電圧を調節する「高効率変圧器」
(3)普及啓発活動
ホームページ、広報誌、見学会、出前トーク等を通して普及啓発活動を実施しました。
(4)成果
駅空調・照明・変圧器などの積極的な高効率化の推進と運用面での取り組みにより、地下鉄西神・山手線の鉄道施設(駅や車庫)にかかる平成17年度の電力使用量が、平成14年度と比べて15.9%削減しました。

また、平成18年度には、次のようなことを進めています。
(1)「次世代省エネルギー地下鉄モデル事業」
1) 列車ブレーキ時の回生(発電)電力の蓄電により、電力会社からの供給電力の低減と平準化
2) 未利用エネルギーである列車風を利用した換気やホーム冷房用高効率冷凍機などを導入
(2) 「三宮駅空調機省エネルギー化事業」
列車風の利用により、ホーム・コンコース用空調機の運転時間を短縮

これらの活動内容を全国の地下鉄事業者へ発信すること共に、一般市民にも普及啓発を行い、公共交通機関の利用を呼びかけることで、CO2排出量の間接削減に効果を発揮しています。





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