環境大臣表彰H18

関西電力株式会社

我が国は豊富な水資源に恵まれ、明治末から昭和30年代半ばまでの長い間、水力が発電の主流を占めてきました。その後、経済発展に伴い電力需要が増加すると、火力そして原子力へと電源の中心は移行していきましたが、1990年頃から地球温暖化問題が顕在化するにつれ、水力はCO2を排出しないクリーンな発電方法として、その重要性が認識されてきました。
当社は、平成18年で着工50年を迎えた「黒部川第四発電所(くろよん)」をはじめ、水力の開発においてこれまで多くの経験を蓄積してきました。しかし、新たに開発できる地点が少なくなったため、1988年から今までと同じ使用水量、有効落差で出力増加をはかるリフレッシュ工事を開始し、平成18年5月の小牧発電所(富山県)をもって一連の工事を完了しました。その結果、合計40発電所61台をリフレッシュし、累計で4万442キロワットの出力増となり、これによるCO2の削減効果は、約10万t- CO2/年となります。
工事にあたっては、当時の最新の技術を積極的に採用しました。例えば、落差が小さいところで威力を発揮するS型チューブラ水車、少量の水量でも運転が可能なクロスフロー水車、より小型化が可能なターゴインパルス水車など、それぞれの発電所の地形や河川流況等に照らし最適な新型水車を採用してきました。
また、保守の省力化や保守性の向上、設備の省エネ化を目的に、主軸封水装置の無給水化、軸受け潤滑油の風冷化による水レス化、電磁ブレーキの採用によってコンプレッサーを省略する空気レス化などを進めました。
リフレッシュ工事については平成18年度をもって完了しましたが、リフレッシュ工事で培った技術を活かして、今後も最適な設備形成を目指し、クリーンな水力発電の有効活用を図っていくことにしています。

施設全景
施設全景

改修前  改修後
左:改修前
右:改修後

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