環境大臣表彰H18

平成18年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰受賞者

環境省では、平成10年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年度、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績を称えるため、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。
平成18年度は5つの部門に計146件の応募がありましたが、次の34件が受賞しました。
受賞者名をクリックすると、それぞれの受賞者による活動紹介ページが閲覧できます。

1.技術開発・製品化部門

省エネ技術、新エネ技術、省エネ型製品(低公害車)、省エネ建築のデザイン等、温室効果ガスの排出を低減する技術の開発やその製品化に関する功績。

受賞者 【活動名】 功 績
旭化成ケミカルズ(株)
旭化成エンジニアリング(株)
副生亜酸化窒素を熱分解反応により窒素と酸素に分解する技術を開発。また、熱分解反応で副生した一酸化窒素を硝酸として、また、反応で発生する熱は蒸気として回収する工程を開発、実プラントに導入。
(株)伊藤園 茶殻に含まれる炭素源を製品中に固定。また、茶殻を乾燥させることなく再利用する技術により、茶殻処理におけるエネルギー消費を削減。
君津共同火力(株) 製鉄所の生産過程で発生する副生ガスを燃料とした高効率の複合発電設備を導入し、CO2を削減。
新日本製鐵(株)広畑製鐵所 廃タイヤからガス、油、乾留カーボン、鉄ワイヤー等をエネルギー及び資源として有効活用した廃タイヤガス化リサイクルプロセス開発、実用化。
東京電力(株)
富士重工(株)
NECラミリオンエナジー
急速な充放電ができるリチウムイオン電池の開発、この電池を搭載したコンパクトで高性能な電気自動車を開発、そして高価な電池を大量に搭載しなくても短時間(15分で80%の充電)で補充電し利便性を向上させる急速充電器を開発。
トマス技術研究所
(有)琉球動力
(株)大成電機製作所
中型焼却炉設備の廃熱をサーマルリサイクル化、またごみ焼却熱の利用と触媒付公害ガス反応装置を設置し、有害ガスを除去できる技術を開発。
日立アプライアンス(株) 22.4kW~33.5kWの店舗用パッケージエアコンにおいて、新型非対称歯型スクロール圧縮機を搭載し、モータのDC化技術、インバータ技術、過冷却冷凍サイクルの採用および室外熱交換機の最適化により大幅な省電力化を図った。一方、環境問題における省資源性を強化するため、送風ファンを横吹出しタイプとしてコンパクト化をはかり、コンパクト化と軽量化を実現した。
(株)日立製作所電力グループ日立事業所 大型の半導体・液晶製造工場全体から排出されるPFCガスを一括処理する屋外設置型の大容量処理装置の開発、製品化。

2. 対策技術導入・普及部門

コジェネレーション、ヒートポンプ、新エネ製品(太陽光パネル等)、省エネ製品(低公害車)、省エネ型新交通システム、省エネ建築物等、温室効果ガスの排出を低減する技術や製品の大量導入・先導的導入やその普及啓発に関する功績。

受賞者 【活動名】 功 績
河北地域エコドライブ推進研究会 音声指導でドライバーにエコドライブへと誘導する音声ナビ付きデジタルタコグラフ及びデータ解析システム導入に対する費用補助を行うなどエコドライブ推進に向けた支援システムの開発等を積極的に取り組んでいる。
関西電力(株) 老朽化した水力発電所の改修を1988年から順次進めた結果、これまでに4万442キロワットの出力を増加し、約10万t-CO2/年分のCO2を削減。
キリンビール(株)神戸工場 ビール製造過程において、電力消費の少ない排水処理装置や処理過程において排出されるバイオガスによるコージェネ発電や太陽光発電など環境に配慮した工場設備を設置し、温暖化ガスの排出抑制に寄与。
神戸市 神戸市内の地下鉄において省エネビジョンの策定、省エネ設備の導入、一般市民等への普及啓発活動を実施するなどの地球温暖化対策活動を実施。
積水ハウス(株) 1990年比でCO2排出量マイナス6%を達成する次世代断熱及び高効率給湯器を標準仕様とし、さらに街並みに溶け込む瓦一体型の太陽光発電システムを低価格で普及促進を進める「アクションプラン20」を実施し、住宅民生エネルギーの抑制に努めた。
東急ホーム(株) 次世代型省エネルギー基準を超える高気密・高断熱性能を標準仕様とする高省エネ住宅と省エネ機器の導入の普及促進を進め、住宅民生消費エネルギーの抑制を実施。さらに外部研究機関との積極的なコラボレーションにより地球温暖化防止、健康に資する取組を推進。
東日本旅客鉄道(株) 首都圏の通勤・通学路線に使用電力量が従来車両の半分、かつ車両重量の9割がリサイクルできる車両であるE231系を開発・導入した。また、その性能が評価され、他の鉄道会社の新造車両の標準設計として採用されており、鉄道業界全体の省エネ化、CO2削減にも貢献している。
(株)日立製作所都市開発システムグループ 産業、民生(病院、研究施設、業務用ビル)など幅広い分野へエネルギーソリューションサービス事業を展開し、温室効果ガスの排出削減を推進。

3.対策活動実践部門

地球温暖化防止に資するライフスタイルの実践活動、植林活動等、地球温暖化を防止する活動の実践等に関する功績。

受賞者 【活動名】 功 績
大阪友の会 家庭からのCO2排出量を削減するための数値目標を掲げ、電気、ガス、水道量の節約、ごみ減量などの活動を地元で精力的に実施。10年間の積み重ねによって、温室効果ガス削減の意識は全会員に根付いている。
(社)神奈川県トラック協会 神奈川県・関東運輸局と共同で「運送事業における低公害車導入、エコドライブ実施状況調査」を実施し、エコドライブによる燃費改善効果や経営メリットを検証した。また、その結果を会報誌で会員にPRし、エコドライブの普及を図ったことにより、会員の平均燃費の改善によりCO2を削減した。
東京電力(株) 自社オフィスで消費するエネルギー・資源4項目について高い削減目標を掲げ、全社員が一丸となって省エネ・省資源化に取り組んだ結果、平成17年度に平成12年度比で、電気21%、水39%、ガソリン使用量(走行距離当たり)15%、用紙27%の削減を達成。
東日本旅客鉄道(株) 「鉄道沿線からの森づくり」として、平成4年から継続して各地で、植樹活動をしている。これまで延べ34,000人が参加し、25万本の植樹活動を実施した。また、地域住民の参加も得ながら行っており、あわせて参加者の環境意識の向上を図っている。
(株)びわこ銀行 「環境銀行」を標榜し、長年にわたる環境保全活動を土壌に「エコ・リーダーバンク」を目指した環境経営の実践。
モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合
かわさき地球温暖化対策推進協議会
「環境にやさしい商店街」を目指し、1店1エコ運動を展開し、市民と地元の小学校が参画して、PDCAサイクルを行っているなど、商店街と地球温暖他対策協議会が連携して、地球温暖化防止に貢献。

4.環境教育・普及啓発部門

地球温暖化について教育資料の開発、情報の提供、学校や市民、企業内における教育活動や普及・啓発等に関する功績。

受賞者 【活動名】 功 績
愛知県宝飯郡小坂井町立小坂井西小学校 教科・総合的な学習を核にして、省エネ・環境教育を位置付け、地域学習や体験学習を取り入れながら地球温暖化や身近な環境問題など、今日的な課題を取り上げて実践している。
浅野智恵美 愛知県地球温暖化防止活動推進員、環境カウンセラー、省エネルギー普及指導員、消費生活アドバイザーとして学校、地方自治体主催の環境学習講座で地球温暖化防止への具体的取組、エネルギー消費や環境問題との関わりなどを多岐にわたり幅広く普及拡大に努めている。また環境学習ハンドブックの執筆に携わり、地域の地球環境保全活動を推進し成果を上げている。
愛媛県立伊予農業高等学校 バイオマスエネルギーの利用促進について、教育現場だけでなく、野外の実践活動を通して生徒の理解向上を図っている。また、活動の成果を広く公表し、地域に対しても地球温暖化防止に関する普及啓発活動を行っている。
大牟田市立明治小学校 自分と環境の関わりや環境の仕組みに対する見方・考え方を創造させ、エネルギーと環境問題に対する関心を持たせる環境に関する教育や地球環境保全活動を実践。
C・キッズ・ネットワーク 環境教育プログラムの企画・運営などを継続して取り組んでいる。特に子供を中心に様々な世代を対象として楽しくわかりやすい環境教育教材の開発、ワークショップの開催及び出前講座を実施。当団体の開発するプログラムは、地球温暖化防止につながる環境教育教材やプログラムを数多く開発している。
(株)島津製作所「え~こクラブ」 環境活動を永続的に行い、着実な成果を上げるには、女性、若い人の感性とアイディアが不可欠との認識から女性中心のプロジェクトを立ち上げ、学校と中小企業等に支援を行い、環境保全のノウハウの普及、人材育成等の取組を行い、成果を上げている。
常総市立絹西小学校 6年生「総合的な学習の時間」中において、持続可能な社会を実現するために地域や学校、家庭でできる省エネ活動を取り入れ、環境教育を実施している。子どもたちは、地域学習や体験学習を通して、地球温暖化や身近な環境問題などについて理解を深め、自分たちができる省エネ活動を工夫し、取り組んでいる。
東京ガス(株) 「環境とエネルギー」に関する学校教育支援活動などの実施。
地球温暖化・エネルギー問題の今後の取り組みを担う次世代の「環境とエネルギー」に対する理解が重要と考え、テキスト教材の作成・配布、出張授業プログラムの開発・実施、インターネットサイトの開発、教員の方々の研修、地域社会での諸活動など地域に根ざしたエネルギー・環境教育支援活動を展開し、環境に対する教育や啓蒙活動を実践。
藤本晴男 地域全体での取組を推進するため、70以上の地方公共団体等の地球温暖化対策実行計画や23団体の地域新エネルギー及び省エネルギービジョンの策定に関わり、また、地球温暖化防止活動推進員、環境カウンセラーとして環境教育や研修会などの講師を務め、自らも省エネや植林活動など長きにわたり地球温暖化防止の普及啓発活動に貢献。
三重県四日市農芸高等学校 各教科等における環境教育の実践、生徒会組織が主導する全校あげての節電・節水の取組及び毎年学校が設けている環境週間での徹底したゴミ分別とゴミ回収作業の実践。
宮津市立由良小学校 学校裏山の地元林業家や学識経験者の指導の下、間伐作業や集材した木材をペレット化して教室の暖房燃料として使用するなど木質バイオマスエネルギーをテーマにした環境教育を実践し、成果を上げている。

5.国際貢献部門

地球温暖化防止に資する技術移転、海外での植林、京都メカニズムの実施あるいは実施に向けた活動等、国際的な地球温暖化防止対策活動に関する功績。

受賞者 【活動名】 功 績
(株)ジェイペック インドネシア共和国スラバヤ市において生ごみ埋立地でのメタンガスの発生抑制等を図るため、独自の生ごみ堆肥化技術をベースに東南アジアの現地に根付く技術として改良を加え、革新的な「適正技術」として確立。現地NGO、コミュニティ行政との協働により、その普及を図った。

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