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割り箸も天ぷら油も、10年前から資源です。
10年前の中海の水質浄化から始まった、
町ぐるみで割り箸・廃天ぷら油再資源化運動。

  • 601.3kg-CO2
  • 彦名地区チビッ子環境パトロール隊
 

廃油ろうそく作り

取り組みの概要

中海水質浄化から始まった割り箸・廃天ぷら油の再資源化運動

 「子供も大人も身近な環境問題を五感で感じることが課題解決へ繋がる近道」との発想から、1990年に子供を中心とした「彦名地区チビッ子環境パトロール隊」を結成。テーマは、身近な大問題である「中海の水質浄化」。家庭から出る生活排水と中海の水質汚濁の勉強が始まり、水質汚濁の大きな原因となる廃天ぷら油の回収がスタートしました。この活動は、現在、BDF製造にまで発展しています。
 パトロール隊を指導する向井哲朗氏は、当時製紙会社に勤務。子供達との勉強会で出た素直な疑問は、「教科書には緑が大切と書いてあるのに、おじさんの紙工場では森林破壊しているの?」。この問いかけが、全国で初めての試みでもあった割り箸回収へ発展。今では地域全体での取組となり、更には全国へと発信しました。
 身近な環境を体で知り、そこに存在する問題をきちんと理解し、自ら活動をする。10年以上にわたって継続している割り箸・廃天ぷら油の回収・再資源化活動は、地球を愛することができる豊かな心を持った人間を育んでいます。

水質調査

子供たちの作品(割り箸のリサイクル)

韓国との交流(こども環境サミット)

県センターからの推薦コメント

 鳥取県の総面積は、全国の1%で小さい方から7番目。人口は全国で最も少ない県です。老年人口割合が高く、生産年齢人口割合が低い。県内総生産額も全国47位(2003年度)。二酸化炭素の排出量も全国で最も少ない県と思われます。このようなコンパクトな県であるからこそ、都市部では難しい地球温暖化防止の取組でも実現の可能性が見えてきます。一見マイナスと思える立地をプラスに活かす発想が鳥取県にはあったのです。
 中海の水質浄化という子供達が身近に感じる環境問題から始まった環境教育が、地域住民の地球温暖化防止活動に繋がり、「継続」という「力」に発展したこの活動こそが正にその例。地球温暖化防止活動の効果は目に見えないものであるが、それをいかに見える活動にしていくか、そして異なる主体が組み合わさって活動を広げていくこと、智恵を広げる工夫こそが大切です。そこには「人づくり」という大切なキーワードがあります。
 子供達の身近に感じる環境問題に主軸を置きながら、地球温暖化防止活動についても更に工夫を取り入れ、地域から地球へ発信し続けて頂きたいと思います。

 
 
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