「熱交換器」温泉の廃湯を利用し熱源として再利用し、石油の使用量を減らすことによりCO2を削減しています。
県内でも有数の温泉地、那須町は1998年の那須水害で破壊的な打撃を受けました。「地球温暖化による異常気象が原因?」と考えたのがきっかけとなって地球温暖化に取り組む地域協議会を立ち上げ、町の資産である温泉から使われずに捨てられているエネルギーを有効活用しようと取り組んでいます。源泉から沸き出した直後の熱や使用後に捨てる温泉の熱を、シャワーなどに使う水道水を温める熱源に活用したり、暖房や道路の融雪に使ったり。灯油や重油を使っていたボイラー設備のかわりに廃湯や放熱を利用したヒートポンプを導入するなどの取り組みを進めています。
奥がヒートポンプ設備、手前がボイラー設備。ボイラー設備も補助設備として残しています。
2つのホテルと一つの温泉供給事業会社が業務部門のモデル事業を実施しています。
取り組みのきっかけとなった、那須水害の写真。那須温泉は破滅的な打撃を受け、過去にこのような例がなかったことから、「地球温暖化による異常気象ではないか」と考えた。
栃木には「湯本」「湯元」という地名が沢山あります。TVの旅番組や雑誌などで紹介されるような、知名度の高い温泉もたくさん。県内、県外から多くの人たちが集まるところです。その温泉の余熱、廃湯を利用しCO2を削減に取り組むことは、他の地域の「温泉」にも拡げられる取り組みですし、同時に旅行に訪れた人たちへ「地球温暖化防止」をアピールできます。「将来は1万tのCO2を削減できる環境を構築したい」という夢もあるそう。温泉に入りながら愛でる桜、紅葉、雪の季節感を残していくためにも、「みんなで活かそう温泉!」