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近畿地区 >> 奈良県代表
朝のラッシュから、クルマが消えた。 |
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近鉄学園前駅周辺のマイカー規制の取り組み
近鉄学園前駅周辺地区は、昭和37年頃から大阪のベッドタウンとして宅地開発が進み、交通量が飛躍的に増大しました。特に朝のラッシュ時は、通勤・通学のため駅に家族を送迎するマイカーが急増して渋滞が恒常化。これにより、乗合バスの遅延が深刻となり、それがますますマイカーの利用を増やすという悪循環になっていました。
そこで、昭和60年より、国土交通省、警察、自治体、関係機関と地元住民による粘り強い合意形成のための協議が行われ、朝ラッシュ時の1時間、近鉄学園前駅周辺南北3.1キロの駅行き車線をバス、タクシー等のみ通行可とする交通規制を全国で初めて実現しました。
この結果、乗合バスの定時性が確保され、マイカーによる駅への送迎が激減、マイカーからの排気ガスの削減を図ることができました。地域の交通に対する取り組みとしては先進的であり、排気ガス削減による地球温暖化防止効果は絶大です。
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交通規制前の様子 |
交通規制後の様子 |
交通規制時間外の様子 |
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この事業は、温暖化対策にもっとも効果のあるマイカー規制を全国に先駆けて実現しているところに大きな意義があります。一人一台所有というマイカー利用が進む中で、マイカーの乗り入れを規制することは、渋滞緩和によるCO2削減だけではなく、車に乗らないことで大幅なCO2削減効果が期待できます。また乗合バスの定時制が保たれることでバスへの利用喚起が図られ、好循環を生んでいます。このことは、一企業の事業ではなく、各行政機関や警察および地域住民との連携により初めて実現したことであり、その点でも効果的な取り組みであるといえるでしょう。今後同じような規制地域を増やすことも検討されており、ますます温暖化対策として期待のできる取り組みです。
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