イベント会場の様子、BDFを展示しています
秋田県菜の花ネットワークには、農家や運送会社、行政、大学教授などが参加。菜の花を使った食用油、料理、飼料、バイオディーゼル燃料(BDF)などを研究しています。県内菜の花作付面積は、転作作物として作付けが広がり、昨年の80haから今年では約120haまでに拡大し、遊休地、耕作放棄地、休耕田を対象に地元農家の菜の花栽培に協力しています。菜の花の連作障害対策として、3年に1年はソバを植える「天ぷらそば」構想などもあります。 満開の菜の花が地域に知られ、たくさんの人が畑を訪れるようになりました。搾油した菜種油は今年度からビジネス化に動き出し、小坂町、美郷町、県立大学等で販売しています。BDF作りはプラント方式ではなく使用済み廃食油などの廃棄物使用が中心の手作りで、県内では運送会社、町村、産廃業者で実用化されています。BDF製造工程で約20%発生するグリセリンをハウス農家の燃料に活用して2年目ですが順調に推移しています。
美しい菜の畑の様子
県有地に菜種を蒔きました
トラクターで使用しています
秋田県で応募された14件の取組みのうち、最優秀賞の秋田菜の花ネットワーク以外で実に4団体が、ネットワークに加盟している団体であり、そのほとんどが菜の花の菜種油を多段階利用しバイオディーゼル燃料(BDF)を作っていました。そのため選考委員会ではこの5つすべての取組をまとめた総合的な取組みとして秋田菜の花ネットワークを秋田県代表に選出しました。 また、秋田流の循環型社会作りに向けた菜の花の多段階利用方式の開発と実証をするために、県有地(秋田湾産業新拠点)を対象に限界条件における菜の花栽培の可能性検証と活用手法の研究を現在実施しています。具体的には、冬の塩を含んだ風の強い秋田湾産業新拠点の県有地10haに今秋菜の花を植え、冬の塩害にどれだけ耐えうるのかの実証実験中であり、成功すれば都市近郊での環境教育の素材ならびに地方都市在住市民への啓蒙素材としての活用可能性がでて、活動に大きな広がりがでるでしょう。