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2004年度のわが国の温室効果ガスの総排出量は、13億5,520万トン-CO2であり、京都議定書の規定による基準年(1990年。ただし、HFCs、PFCsおよびSF6については1995年)比で7.4%の増加となっています。
日本の温室効果ガスの排出量の内訳

日本の温室効果ガスの排出量の内訳は下表のようになります(2004年度)。温室効果ガスとしては、この他にCFCs(フロン)、HCFCs(代替フロンの一 つ)などがありますが、京都議定書の削減対象ガスではないため排出量は公表されていません。この表から、日本の場合、温室効果ガスの中で二酸化炭素の比率が 90%以上と極めて高いことが分かります。
(世界全体では、産業革命以降、二酸化炭素の地球温暖化に対する寄与率は、約60%です。参照:すぐ使える図表集)
- 二酸化炭素(CO2)
- [比率]…94.9%
- [用途]…石炭、石油、天然ガスの燃焼など
- メタン(CH4)
- [比率]…1.8%
- [用途]…農業関連、廃棄物の埋め立て、燃料の燃焼
- 一酸化二窒素(N2O)
- [比率]…1.9%
- [用途]…燃料の燃焼、窒素肥料の生産・使用など
- ハイドロフルオロカーボン(HFCs)
- [比率]…0.6%
- [用途]…冷媒、断熱材の発泡剤、半導体の洗浄剤
- パーフルオロカーボン(PFCs)
- [比率]…0.5%
- [用途]…半導体の洗浄ガスなど
- 六フッ化硫黄(SF6)
- [比率]…0.3%
- [用途]…変圧器などの絶縁ガス
(*4捨5入のため、合計が100%にならない場合があります)
主な温室効果ガスの排出量の推移

二酸化炭素
- 2004年度のわが国の二酸化炭素の総排出量は、12億8600万トン、一人あたりでは10.07トンであり、1990年度比では、総排出量で17.9%、一人あたりの排出量で8.7%の増加となっています。
- 排出部門別でみると、工場などの産業部門が36.2%を占めますが、1990年度に比べると構成比は若干減少しました。一方、総排出量の5分の1を占める運輸部門は1990年度比で20.3%の高い増加を示しています。このほか、オフィスなど業務その他部門からの排出も1990年度比で37.9%、家庭部門 からも31.6%増加しました。
メタン
- 2004年度のメタン排出量は、90年度と比べ26.9%減少しました。部門別に見ると、農業部門(稲作、家畜の反すう等)、廃棄物部門(埋立等)、エネルギー部門(天然ガス・石炭採掘時の漏出、燃料の燃焼等)のいずれにおいても減少傾向にあります。
一酸化二窒素
- 2004年度の一酸化二窒素(亜酸化窒素)の排出量は90年度と比べ21.1%減少しました。これは、主に工業プロセスにおいてアジピン酸の製造に伴う排出が減少したためです。
HFCs,PFCs,SF6
- HFCs、PFCs、SF6については、1995年を京都議定書に基づく排出量算定の基準年としていますが、これら3種類の気体については、近年排出量が大幅に減少しています。2004年度における各気体の排出量はHFCsは基準年から59.0%の減少、PFCsは55.0%の減少、SF6は73.4%の減少となっています。
しかし、オゾン層を破壊する物質を規制するモントリーオール議定書のもと、CFCs(フロン)、HCFCs(代替フロ ンの一つ)からオゾン層を破壊しない物質(特にHFCs)への転換が進められています。カーエアコンなど冷媒や断熱材製造の分野で、今後その転換が本格的 に始まることから、今後排出量が増加していくことが懸念されています。
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