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気候変動枠組条約と地球サミット プリント

(1)地球サミットに向けて

  •  1991年2月から1992年5月にかけて、INCが5回(第5回再開会合を入れると全部で6回)にわたって開催されました。ニューヨークで開かれた、 第5回気候変動枠組条約交渉会議(INC5)の再開会合で、地球温暖化防止を目的とした国際的な取り組みを初めて定めた条約である気候変動枠組条約が合意 されました。
  •  予定通り地球サミットで署名が開始されました。この条約は、50カ国以上が締結したときに発効することが規定されており、1994年3月21日に発効しました。2002年12月現在では、日本やアメリカを含む185カ国と1地域(EU)が締結しています。

表 気候変動枠組条約、京都議定書の交渉経過

開催年月日
会議名
開催場所
採択文書
1985年
フィラハ会議
フィラハ

1988年
トロント会議
トロント
トロント目標
1990年11月
第2回世界気候会議
ジュネーブ
閣僚宣言
1991年2月
INC1
ワシントン

6月
INC2
ジュネーブ

9月
INC3
ナイロビ

12月
INC4
ジュネーブ

1992年2月
INC5
ニューヨーク

4月〜5月
INC5(再開会合)
ニューヨーク
条約採択
6月
地球サミット
リオ・デ・ジャネイロ
条約署名
12月
INC6
ジュネーブ

1993年3月
INC7
ニューヨーク

8月
INC8
ジュネーブ

1994年2月
INC9
ジュネーブ

8月〜9月
INC10
ジュネーブ

1995年2月
INC11
ニューヨーク

3月〜4月
COP1
ベルリン
ベルリン・マンデート
8月
AGBM1
ジュネーブ

10月〜11月
AGBM2
ジュネーブ

1996年3月
AGBM3
ジュネーブ

7月
AGBM4
ジュネーブ

7月
COP2
ジュネーブ
閣僚宣言
12月
AGBM5
ジュネーブ

1997年3月
AGBM6
ボン

7月〜8月
AGBM7
ボン

10月
AGBM8
ボン

12月
COP3
京都
京都議定書
1998年11月
COP4
ブエノスアイレス
ブエノスアイレス行動計画
1999年11月
COP5
ボン

2000年11月
COP6
ハーグ

2001年7月
COP6(再開会合)
ボン
ボン合意
11月
COP7
マラケシュ
マラケシュ合意
  • (注)
  •  INC:Intergovernmental Negotiating Committee for a Framework Convention on Climate Change
  •      = 気候変動枠組条約交渉会議    
  •  COP:Conference of the Parties (to the United Nations Framework Convention on Climate Change)
  •      = 気候変動枠組条約締約国会議    
  •  AGBM:Ad Hoc Group on the Berlin Mandate = ベルリン・マンデートアドホックグループ
  •  (出典:竹内敬二「地球温暖化の政治学」朝日選書より作成)

地球サミットとは

  •  1992年6月3日から14日までブラジルのリオ・デ・ジャネイロで国連が開催した環境と開発に関する国連会議(UNCED)のことです。約180カ国 と1地域(EU)、そして、102名の首脳が参加する国連史上最大規模の会議となりました。また、NGOも世界各国から約1万団体が参加したといわれてい ます。
  •  この会議では、気候変動枠組条約や生物多様性保全条約の署名開始だけではなく、『リオ宣言』や 40章、約500ページにわたる21世紀に向けた行動計画を定めた『アジェンダ21』、『森林原則声明』が採択されました。また、世界中から参加した環境 NGOは地球サミットで各国政府は期待された決定をしなかったとし、それに替わるものとして34の『NGO条約』を策定しました。


 
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