| vol.24 合意に向けた徹夜の交渉が続く… |
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プロンク議長の提案をベースに水面下で交渉が行われています。交渉はもはやグループに別れた形では行われず、プロンク議長と各国の閣僚や二国間または、各交渉グループ間で行われており、その行方を明確にとらえることすらできなくなってしまいました。 COP6締約国会議全体会合では、プロンク議長は会場の予約の関係上、明日土曜日には必ず会議を終了させなければならないと述べ、限られた時間の中で政 治的な合意に達するために最大限努力するよう各国の閣僚に呼びかけました。その後、その期限に間に合わせるため、21:00から土曜日6:00まで本格的 な非公開の政治交渉が行われることとなり、今なお続いています。 さらに詳細にお知りになりたい方は、アースネゴシエーションブレティン/ENB(英語>PDF)/(日本語>PDF)をご覧ください。 今日のプログラム(UNFCCC Daily Program>PDF)
ピックアップ − プロンク提案(COP6議長ノート)とは? −プロンク提案とは、21日に配布されたプロンクペーパーにまとめられている”crunch issues"(各議論の主要な論点において合意できていないポイント)を各国の主張を踏まえ作成した妥協案のことです。
日本政府のブリーフィング(写真右)で、政府はこの提案について、「全体的にEUや途上国寄りの提案となっており、アンブレラグループ(非EUの先進国による交渉グループ。アメリカ、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ロシアなど)に対して厳しい提案である。」と述べ、各ポイントについて以下のように説明しました。 途上国パッケージ(技術移転、キャパシティー・ビルディング、途上国への支援と補償、地球環境ファシリティー(GEF)のガイドライン) 地球環境ファシリティー(GEF)に関する2つの新しい資金提供の形以外に、毎年10億ドルの支援を遅くとも2005年までに実施するようになっていて、2005年にその額に達した支援を実施しない国には、共同実施や排出量取引に課徴金がかかるようになっている。 産油国への補償については、さらなる検討を行うという表現になっている。 京都メカニズム補完性についてはEUが主張していた数値化した上限にはなっていないものの、遵守制度で補完性について評価される形となっていて、アンブレラグループより強い反発がある。 CDMで実施する事業については、実施事業を絞るポジティヴリストも作らないし、一方、特定の事業をはずすネガティブリストも作らない提案となっている。 植林、再植林といった吸収源に関する事業の実施も認められている。 吸収源議定書の3条4項に定められている追加的な活動として、牧草地の管理、農地管理、森林管理、森林の回復の4つを認め、それらの活動による吸収量を第1約国 期間(2008年から2012年)から算入できるようになっている。しかし、上限が3%とされているうえ、森林管理からの吸収量に関しては、不確実性を考 慮し85%を割引く(15%のみ算入する)という条件がつけらえている。日本、アメリカ、オーストラリア、カナダはこの提案に反対をしている。 遵守制度遵守委員会の構成が、地域的な公平性を主張する途上国の意見を取り入れたものになっている。 また政府は、いずれにしても政治的なコンセンサスを得るには大変な努力が必要であると述べ、今夜の議論を経て、次にまとめられるペーパーが合意できるもの であるかどうかがによって、結果が決まだろうと説明しました。そして、時間的な制約により、括弧書きとなっている全て意見をまとめ、括弧がはずれた最終的 な法的文書をまとめることはできないので、今回のCOP6では、主要な論点について政治的な合意を得るよう努力すると述べました。 |
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