| vol.69 デリー宣言の文案 明らかにされる |
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28日の朝、COP8のT.R.バール議長は、同会議で採択される、「行動のための枠組み」を含んだデリー宣言の非公式な文案(以下からダウンロードできます)を明らかにしました。 * The Delhi Ministerial Declaration on Climate Change and Sustainable Development. Informal Proposal by the President.(>PDF)
文案は、途上国支援の実施が中心になっています。今後の行動については全く触れらていないため、2012 年以降の制度を交渉する途を開こうとしている先進国政府の代表からは落胆の声があがっています。現在、水面下で、文案に関する交渉が行われています。 ピックアップ− 地球温暖化問題にインドの民衆の視点を −「COP8では聞こえない多数派である民衆の視点を」と、社会正義としての倫理的観点から全国でネットワークを広げる民衆組織「倫理と気候変動・インド ネットワーク」(INECC)が、28日、デリー市内にある「インド・ハビタットセンター」で、 COP8のサイドイベントとして「地域からの呼び声」と題する集会を開き、インド各地や海外からおよそ100人が参加しました。 ダリットや部族、漁民など、社会の隅に追いやられ、抑圧され、政治的な力を奪われたインドの民衆が、地域のレベルで地球温暖化の問題に取り組もうと、 1993年に設立されたINECC。この集会では、山岳・沿岸地帯や森林、乾燥地帯や都市部から7人の運動家や研究者らが、温暖化によるとする被害を証言 しました。 その中の一人でオリッサ州に住む部族女性運動のリーダー、ナランゴ・プジャリさんは、「以前は、自分たちは豊かな森に依存して幸せに暮らしていたのに、 1998年と1999年にオリッサ州で起きたサイクロンで貧しい生活を余儀なくされるようになってしまいました」と語りました。
ベヘラさんは、「彼らはこれまで海の水を頼りに、自立した持続可能な生活をしてきました。政府やクリーン開発メカニズム(CDM)、適応措置などに頼りたくはないのです」と語っていました。 一方、ニューデリーにある「山岳環境管理学アカデミー」評議員のR・スリーダールさんは、「地球温暖化の科学がわからない貧しい人たちだからといって、 自分たちを退けないでほしいというのが、彼らの言い分なのです」と語りました。「かつて自立していた彼らは、さらに大きいグローバルな意思決定に依存する ようになりつつあります。彼らの地域社会にあった慣習法は、奪われつつあるのです」 この集会に先立って、INECCは26日、デリー市内にあるインド・プレスクラブで記者会見を行いました。 この記者会見で、インド科学技術省専門家委員会の元委員長である人類学者のK・C ・マルホトラ博士は、「自然に頼った彼らのライフスタイルこそが、温室効果ガスも出さず、最も持続可能なのです。破壊された森林の回復が進められている 今、二酸化炭素をたくさん出している富裕な国が吸収源と呼んでいる森を守っているのは、最も貧しい人たちなのです」と語りました。「京都議定書を批准して いない米国は、このような貧しい民衆のことを考えていないのです。これは倫理的な問題ではないでしょうか?」 集会の後、INECCのメンバーであるナフィサ・デソウザさんはインタビューに答え、COP8のバール議長が提出したデリー宣言の文案について「全く満足していません。あれではあまりにもあいまいすぎて、中身がないですから」と話していました。 ・デイリープログラム(英文)・COP8ウェブ中継 (英語) COP8やSB17の会議、記者会見の様子をインターネットで見ることができます。 |
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