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京都議定書発効2周年特別イベントが開催されました(東京) プリント

京都議定書発効2周年特別開催イベント「すぐそこにある温暖化の危機〜あなたの選択が未来を変える〜」が2007年2月14日(水)、15日(木)、東京都の新宿パークタワーで開催されました。
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 このイベントは、2007年が京都議定書の第1約束期間(2008〜2012年)の直前で、日本が約束した温室効果ガス排出量の1990年比6%削減を実現するために節目となる年であることを踏まえ開催されたものです。地球温暖化についての最新の科学的知見を提供するとともに、温暖化防止のために今私たちにできることについて考える目的で実施されました。

 会場には家電製品を中心とした環境技術の進歩によるCO2排出量の変化が視覚的にみえる特別展示がされていました。ステージ上では、特別セミナー「温暖化の危機と向き合うとき」(2月14日)、地球温暖化の現状を理解し未来を変えるための選択を話し合う記念トークセッション(2月15日)が行われました。

■2月14日 特別セミナー 「温暖化の危機と向き合うとき」
第1部「一人ひとりに伝えるために」では、環境省地球環境局国民生活対策室プロジェクトリーダー 吉野議章から、「チーム・マイナス6%が目指すもの」と題して、環境省の取り組みについての紹介がありました。続いて日本環境ジャーナリストの会の竹内敬二氏(朝日新聞社編集委員)からは、「温暖化問題の難しさとジャーナリズムの役割」と題してジャーナリストから見た温暖化問題についてのお話と各界の方への提言がありました。
第2部「温暖化研究の最前線」では、(独)海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター特任研究員の近藤洋輝氏から「IPCC第4次評価報告書の第1作業部会報告」と題して、2月2日に発表されたばかりのIPCC報告についての説明がありました。続く(独)国立環境研究所社会環境システム研究領域の領域長の原沢英夫氏からは「温暖化の影響に関する昨今の新しい知見(スターンレビューを含む)」と題して、昨年10月に発表されたイギリスのスターン・レビューを含む地球温暖化の影響について、最新の知見のお話がありました。
・IPCC第4次評価報告書 第1作業部会の報告書についてはこちらに掲載しています
・スターン・レビューについてはこちらに掲載しています

■2月15日 記念トークセッション 「あなたの選択が未来を変える」
俳優の別所哲也氏、フリーアナウンサーの八塩圭子氏、東京大学生産技術研究所教授の山本良一氏、(財)省エネルギーセンターの工藤博之氏の4人が出演し、最近身近に感じるようになった地球温暖化問題とその対策について、わかりやすいトークが繰り広げられました。

別所氏と八塩氏のトークでは、最近の異常気象で各地に起こっている様々な事象が話題にあがりました。特に今年は暖冬の影響もあるのか、多くの人が「地球温暖化」という言葉を口にするようになったという話がありました。
山本氏は、これに対して異常気象は地球温暖化の影響でも初期に起こるもので、「現在は『温暖化地獄の一丁目』に突入したところ。これを放置し、地球温暖化を止められない状況になってしまったらもうおしまいだ」と切り返しました。「すでにシベリアの氷土は溶け出してメタンガスが出るといった状況や、北極の氷が解けて周辺温度が上昇してさらに氷が溶けるといった負のスパイラルが起きている。今ならまだ対策をして地獄から抜け出していくことができる。」と現在の危機的な状況を「point of no return(引き返すことができない時点)」と比喩し、国をあげての対策の必要性を訴えました。

ではどうしたらいいのでしょうか。工藤氏からはイベント会場に設置された可視化された10年前と現在の省エネ効果の違いの展示を使って最新の家電製品の省エネ効果について紹介がありました。そして、まず身近にできることとして、家電製品の省エネ効果の高い製品への買換えが促されました。また買い換えるだけではなく、使い方についても無駄な使い方はしないことが必要だと強調しました。

最後に別所氏が、環境によい製品を買って環境によい使い方をすることも私たちにできること、そして、国をあげた対策をしていくためにも環境にいい政治家を選挙で選ぶこともわたしたちにできることだと締めくくりました。

・JCCCA「省エネ家電ファクトシート」はこちらからご覧いただけます。

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(写真説明)
 上左:環境技術の進歩でCO2排出量がどう変化したかがわかる
 上右:IPCCの最新の情報を使ったタペストリー
 
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