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シンポジウム「CDMの現状と課題」が開催されました(東京) |
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2007年2月10日(土)、NPO法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)主催のシンポジウム「クリーン開発メカニズム(CDM)の現状と課題〜温暖化防止と国際協力〜」が開催されました。
・詳細は こちら
シンポジウムでは、前半部分で「CDMマーケットの現状」をナットソース・ジャパン(株)の津金氏、「CDMの質に関する課題/取り組み」を東北大学の明日香壽川氏、「ゴールド・スタンダード:良質のCDMを増加させる試み」をゴールド・スタンダードのディレクターのMichael Schlupsi氏が、それぞれ講演しました。
後半では、津金氏を除く講演者に加え、経済産業省産業技術環境局環境経済室長や、株式会社リコーなどの企業の方や、WWFジャパンや横浜国立大学助教授などが加わり、パネルディスカッションが行われました。
「CDMマーケットの現状」では、途上国においてCO2が1tいくら、という単なるビジネスになってしまっていて、温室効果ガス削減とは別の話として進んでいってしまうことが懸念される、という話が印象的でした。
「CDMの質に関する課題/取り組み」では、イギリスの大手スーパーの例として、全商品に生産・輸送・消費のCO2総量をラベル表示したり、空輸商品に飛行機のマークをつけたりといった取り組みが紹介されました。また、CDMの質の評価についても話がありました。
「ゴールド・スタンダード:良質のCDMを増加させる試み」では、質の高いものを通してカーボンマーケットに価値を生み出すという話がありました。質の高いCDMが一番報われることが重要で、質によって差別化がはかれるということでした。何がゴールド・スタンダードの質かについては、エネルギープロジェクトならばクリーン(非化石燃料)であること、持続可能性が高いこと、地元のステークホルダーの承認を得ることなどでがあげられます。また、NGOがイニシアティブをとっていることも重要な要素です。
パネルディスカッションでは、CDMを増やそうという動きがあるなかで、中身をチェックするインセンティブがないことや、良質なCDMをどう増やしていくか(悪質なものをどう防ぐか)などについて、意見が交わされました。
京都議定書の数値目標を達成するために、クリーン開発メカニズム(CDM)の活用が期待されていますが、不適切なCDMが拡大してしまうことは先進国内の取り組みの遅れをもたらす可能性もあります。
※CDMとは:先進国が途上国と協力し、途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを行い、それによる削減量を先進国の削減分とみなすことができる仕組みである。詳しくは こちら

(写真説明) 講演の様子 |