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8「電気はどこから来るの?」:モデル授業 プリント
日時: 80分、総合的な学習の時間(2006年9月21日)
住所: いわき市立中央台東小学校 〒970-8047 福島県いわき市中央台高久二丁目24番地
講師: 教諭(1名)
対象: 4年生 37名
使用した教材: 「エネルギー」小学校用、「夜の地球」ポスター
・テキストで紹介した「学習の流れ」を踏襲した

 

授業のねらい

  • 発電の仕組みを学び、ふだん何気なく使っている電気が大量の化石燃料を使って作られていることを知る。また、そのエネルギー消費が地球温暖化の原因になっていることを理解する。

 

概要

  1. 「夜の地球」のポスターから電気エネルギーを理解し、その電気が家庭で多く使われていることを確かめ、生活にとって欠かすことのできないものであることに気付く。
  2. 次にその電気が発電所で作られていることを、コンセントから逆に道筋を追っていくことで知る。
  3. さらに、小型手回し発電機で電気を作り、電気を作る大変さに気付く。そこから発電所の仕組みを学び、その多くは化石燃料を大量消費し地球温暖化の原因になっていることを理解する。

 

準備物

  • 電子情報ホワイトボード、グーグル・アース、プロジェクター、自作ワークシート、小型手回し発電機32台、直列豆電球ユニット、電球ユニット5台

 

授業の展開状況

  1. 「夜の地球」の写真から電気エネルギーを理解する
  2. 家庭内にある電化製品から電気エネルギーの数を調べる
  3. 電気はどこからくるかを確認する<発電所>
  4. 小型手回し発電機で電気をつくる<一人で豆電球をつける・グループで電球をつける>
  5. 発電所の種類や仕組みを理解する<水力発電・火力発電・原子力発電>
  6. 資源が限りあることを理解する<化石燃料>
  7. 地球温暖化について考える<海水面の上昇・砂漠化・異常気象>
  8. 本日の授業の感想をまとめる

 

講師の意見・感想

  • 環境学習プログラムのウェビング、ステップ1の流れを資料の効果的な提示(コンピュータによるプレゼン)と自作ワークシートの工夫により理解させることができた。例えば夜の地球を見せるにも、子どもたちを宇宙飛行士に見立て、スペースシャトルで宇宙に飛び出していくように、グーグル・アース(http://earth.google.com/)の機能を用いて視覚的に体感させた。
  • また電子情報ボードを用い、自作ワークシートを視覚的に提示し、書き込みを行い、一緒に授業が進められるようにした。
  • さらに体験学習を授業に位置づけ、子どもたちの理解を更に深めることができた。これは、実際に電気を小型手回し発電機でおこし、その大変さから発電所の理解が深まった。子どもたちからも「発電所ってすごい。」と言った発言が出た。
  • 後半の化石燃料についても、映像でわかりやすく説明し、地球温暖化もその影響を写真やデータなどを見せ、理解させた。
  • こうした工夫により、子どもたちは集中して授業に取り組み、理解を深めることができた。

 

生徒の感想(抜粋)

  • 「地球温暖化のことがよくわかったので、これから節電や節水に心がけたいと思いました。」
    「発電などもやろうと思えば、できるけど、実際にやってみて、たった少ししかできないことがわかりました。これからの時代、石油や石炭などのたよっていると二酸化炭素が増えて大変なことになることがわかりました。」
    「私たちが、いつもあたりまえのように使っている電気のせいで、地球がいけないことが起こっていてたいへんなことなんだなあと改めて実感しました。ニュースで温暖化のことは知っていましたが、そんなに深刻には考えていなかった。」
    「自分たちで電気を作るのに実験すると、どんなに大変か自分でやってみてわかった。だから、節電や節水を心がけたい。」
    「地球温暖化で石炭や石油が、なくなってしまうなんて思ってもみなかったです。だから、節電や節水を心がけて、これからも行動します。次の世代までつなげるように頑張ります。」

 

学習カリキュラムの位置づけや今後の発展

  • 位置づけ
    4・5・6年生でエネルギー環境教育に取り組んでおり、4年生は「身近な電気エネルギー」の学習を進めている。
  •  
  • 発展
    発電所見学やプログラムのステップ2・3・4を実施し、ワークシートや学習の流れの自校化を図っていく。

 

備考

  • ウェビングのステップ1を授業するにあたり、2単位時間をかけて、関連用語をきちんと理解させる必要があると考えた。4年生の児童には難しい言葉もあり、それらの用語を理解できないと言葉だけが先行してしまう危惧があった。そのためにも、写真や図などの資料と自作ワークシートの工夫が必要であった。そこで、電子情報ホワイトボードを使ってテンポ良く資料を提示し、書き込みを行い、児童のワークシートと連動させて、視覚的にも理解を深めさせた。
  • また「体験はより理解を深めさせる」と考え、小型手回し発電機による体験を入れることで知識が体験と結びつき、理解が深まることとなった。
  • プログラム全体を検証すると、資料(写真やグラフ)・ワークシートが児童にとってわかりやすいものであるための、更なる工夫が必要である。特に、地球温暖化の説明には効果的な写真が必要であった。
  • また、発電するための教材・機材をどのように確保していくかも課題の残るところであった。

福島県作成の環境教育・学習プログラム「地球温暖化」

 

授業の様子

 
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