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COP6 合意できず、閉幕 プリント
現地時間25日、ハーグで13日間わたって開催されたCOP6は温室効果ガス削減実施の具体的手法についての合意が出来ず、決裂した形で幕を閉じた。これにより、京都議定書の2002年発効が困難になった。2001年5月にボンで交渉が再開される見通し。
 
vol.25 時間切れで合意は持ち越し-COP6パート2へ プリント

 交渉は夜を徹して行われましたが、主に、吸収源、京都メカニズムの補完性、遵守制度のの3つ点でEUとアンプレラグループの(非EUの先進国による交渉グ ループ。アメリカ、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ロシアなど)間で意見がまとまらず時間切れとなり、残念ながら最終的な合意には至り ませんでした。

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 非公式閣僚会議全体会合では、各国の要望により今回のCOP6を一旦中断し、別の機会に続きを行うことになりました。プロンク議長(写真右ENBより)は、閣僚レベルでの交渉を継続するよう各国に呼びかけました。

  締約国会議の全体会合では、COP6の会議報告のほか、議定書の5条、7条、8条(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査)に関する第5条1項の国 内制度に関するガイドラインやCOP6の決議(FCCC/CP/2000/L.3)として、COP6の続き(COP6パート2)を2001年の5月または6月に開催すること。11月23日に配布されたプロンクの提案は今後の交渉の参考と すること。そして、その提案に対し今年の12月25日までに各締約国は意見があれば提出できること。などが採択されました。

  さらに詳細にお知りになりたい方は、アースネゴシエーションブレティン/ENB(英語>PDF)/(日本語>PDF)をご覧ください。

今日のプログラム(UNFCCC Daily Program>PDF)

  • 14:00 - 16:00 非公式閣僚会議全体会合
  • 16:30 - 18:00 COP6締約国会議全体会合
  • ・ビューローメンバーの選出
  • ・COP7の開催場所と日程
  • ・今後の会議スケジュール
  • ・COP6の会議報告の採択など

ピックアップ − 世界中が注目していたCOP6 −

 条約事務局が11月22日に発表した参加者リスト(FCCC/CP/2000/INF.2)よると、COP6で歴史的な合意をまとめようと181カ国か ら2215名の政府代表が交渉にあたりました。そして、323団体から、3835名がオブザーバーとして参加し、その行方を見守りました。 また、メディア関係者が944名参加し、世界中にCOP6の交渉の様子を伝えました。

ピックアップ − COP6の結果と評価 −

政府、研究機関、NGOそれぞれが出しているCOP6のまとめと評価を紹介します。

 
vol.24 合意に向けた徹夜の交渉が続く… プリント

 プロンク議長の提案をベースに水面下で交渉が行われています。交渉はもはやグループに別れた形では行われず、プロンク議長と各国の閣僚や二国間または、各交渉グループ間で行われており、その行方を明確にとらえることすらできなくなってしまいました。

  COP6締約国会議全体会合では、プロンク議長は会場の予約の関係上、明日土曜日には必ず会議を終了させなければならないと述べ、限られた時間の中で政 治的な合意に達するために最大限努力するよう各国の閣僚に呼びかけました。その後、その期限に間に合わせるため、21:00から土曜日6:00まで本格的 な非公開の政治交渉が行われることとなり、今なお続いています。

  さらに詳細にお知りになりたい方は、アースネゴシエーションブレティン/ENB(英語>PDF)/(日本語>PDF)をご覧ください。

今日のプログラム(UNFCCC Daily Program>PDF)

  • 12:00 - 15:00 COP6締約国会議全体会合
  • ・青年によるスピーチ
  • ・コスタリカ、ミゲル・アンヘル・ロドリゲス・エセベリア大統領のスピーチ
  • ・ビューローメンバーの選出など
  • 21:00 - 06:00 プロンク議長と締約国による交渉グループ代表との非公式協議

ピックアップ − プロンク提案(COP6議長ノート)とは? −

 プロンク提案とは、21日に配布されたプロンクペーパーにまとめられている”crunch issues"(各議論の主要な論点において合意できていないポイント)を各国の主張を踏まえ作成した妥協案のことです。

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 日本政府のブリーフィング(写真右)で、政府はこの提案について、「全体的にEUや途上国寄りの提案となっており、アンブレラグループ(非EUの先進国による交渉グループ。アメリカ、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ロシアなど)に対して厳しい提案である。」と述べ、各ポイントについて以下のように説明しました。

 途上国パッケージ(技術移転、キャパシティー・ビルディング、途上国への支援と補償、地球環境ファシリティー(GEF)のガイドライン)

 地球環境ファシリティー(GEF)に関する2つの新しい資金提供の形以外に、毎年10億ドルの支援を遅くとも2005年までに実施するようになっていて、2005年にその額に達した支援を実施しない国には、共同実施や排出量取引に課徴金がかかるようになっている。 産油国への補償については、さらなる検討を行うという表現になっている。

京都メカニズム

 補完性についてはEUが主張していた数値化した上限にはなっていないものの、遵守制度で補完性について評価される形となっていて、アンブレラグループより強い反発がある。

 CDMで実施する事業については、実施事業を絞るポジティヴリストも作らないし、一方、特定の事業をはずすネガティブリストも作らない提案となっている。 植林、再植林といった吸収源に関する事業の実施も認められている。

吸収源

 議定書の3条4項に定められている追加的な活動として、牧草地の管理、農地管理、森林管理、森林の回復の4つを認め、それらの活動による吸収量を第1約国 期間(2008年から2012年)から算入できるようになっている。しかし、上限が3%とされているうえ、森林管理からの吸収量に関しては、不確実性を考 慮し85%を割引く(15%のみ算入する)という条件がつけらえている。日本、アメリカ、オーストラリア、カナダはこの提案に反対をしている。

遵守制度

 遵守委員会の構成が、地域的な公平性を主張する途上国の意見を取り入れたものになっている。

 また政府は、いずれにしても政治的なコンセンサスを得るには大変な努力が必要であると述べ、今夜の議論を経て、次にまとめられるペーパーが合意できるもの であるかどうかがによって、結果が決まだろうと説明しました。そして、時間的な制約により、括弧書きとなっている全て意見をまとめ、括弧がはずれた最終的 な法的文書をまとめることはできないので、今回のCOP6では、主要な論点について政治的な合意を得るよう努力すると述べました。

 
vol.23 プロンク議長の提案 -政治的な合意を! プリント

 交渉は夜を徹して行われましたが、資金の追加性、CDMにおける吸収源関連事業や原発の扱い、京都メカニズムの補完性、交換性、責任、追加的な吸収源活動の扱い、遵守制度の帰結などの主要な論点では残念ながら進展がみられませんした。

  そこでプロンク議長は、各グループの共同議長からの報告をもとに最終的な政治交渉のためのたたき台をまとめました。この案は、各グループの議長や締約国による交渉グループ代表との非公式協議を経て議長がまとめた政治的な妥協案です。

  24時から開催された非公式閣僚会議全体会合でプロンク議長は、この案をたたき台に最後は議長と各国の閣僚たちだけの交渉を行い政治的な合意を土曜日の午後までに必ずまとめると述べました。

  さらに詳細にお知りになりたい方は、アースネゴシエーションブレティン/ENB(英語>PDF)/(日本語>PDF )をご覧ください。

今日のプログラム(UNFCCC Daily Program>PDF)

  • 11:30 - 13:00 非公式閣僚会議全体会合
  • ・各グループからの報告
  • ・今後の進め方についてなど
  • 15:00 - プロンク議長と各グループの議長との非公式協議
  • 17:00 - プロンク議長と締約国による交渉グループ代表との非公式協議
  • 24:00 - 非公式閣僚会議全体会合
 
vol.22 徹夜の交渉が続く… プリント

 それぞれのグループで非公開の交渉が続けられましたが、いくつか主要な論点では進展がみられませんした。9時から始まった非公式閣僚会議全体会合でプロン ク議長は、交渉をまとめようというモメンタムを維持することが重要であると述べ、明日の朝に会議を再開するのではなく、これから徹夜で議論を続け、明日の 8時30分にその報告を行うよう各グループの議長に指示を出しました。

  さらに詳細にお知りになりたい方は、アースネゴシエーションブレティン/ENB(英語>PDF)/(日本語>PDF)をご覧ください。

今日のプログラム(UNFCCC Daily Program>PDF)

  • 10:00 - 13:00 スピーチ
  • ・各国の大臣、閣僚によるスピーチ(35カ国)
  • 10:00 - 13:00 非公式閣僚会議全体会合
  • ・遵守制度
  • ・議定書第5条、7条、8条(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査)
  • ・政策と措置
  • 10:00 - 13:00 グループA(非公開)
  • ・キャパシティー・ビルディング
  • ・技術移転
  • ・途上国への支援と補償
  • ・地球環境ファシリティー(GEF)のガイドライン
  • 12:30 - 15:00 グループC(非公開)
  • ・土地利用、土地利用変化と林業(いわゆる吸収源)
  • 14:00 - 15:00 グループD(非公開)
  • ・遵守制度
  • ・議定書第5条、7条、8条(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査)
  • ・政策と措置
  • 15:00 - 17:00 グループB(非公開)
  • ・京都メカニズム
  • 21:00 - 23:00 非公式閣僚会議全体会合
  • 24:00 -     各グループによる非公開の協議

ピックアップ − プロンクペーパーとは? −

 プロンク議長が閣僚会議のために作成したペーパーで、各議論の主要な論点だけを書き出したものです。それらを合意できているものとそうではないものにさらにこまかく分類しています。合意されていないものは“crunch issues”とよばれ、非公開の会議や二国間会議などで重点的に議論が行われています。それぞれのグループの議長と“crunch issues”は以下のとおりです。

グループA 議長:デンマークと南アフリカ

    キャパシティー・ビルディング
  • ・枠組みを実施するための追加的な資金
  • ・最貧国に対する特別な資金
  • ・地球環境ファシリティー(GEF)のガイドラインとその他の資金
  • ・適応措置の実施など
    技術移転
  • ・枠組みの実施
  • ・資金(全体額と資金供与のチャンネル)
    途上国支援と補償
  • ・資金
  • ・支援を補償について1つの決議にするか2つの別々の決議にするか
  • ・補償の措置とな何か
  • ・義務化するかどうか
  • ・先進国は支援や補償の実施状況について報告するのかどうか
    地球環境ファシリティー(GEF)のガイドライン
  • ・適応に対する資金の拡大
  • ・災害対策のためのキャパシティー・ビルディングに関する資金
  • ・異常気象を早期に警告できる制度に関する資金

グループB 議長:日本とブラジル

    京都メカニズム
  • ・COP/MOPとCDMの執行機関との関係(構成メンバーなど)
  • ・吸収源や原発の扱い
  • ・資金の追加性
  • ・補完性
  • ・利益の一部をどうするのか(shares of proceeds)
  • ・取引のルールと責任
  • ・交換性

グループC 議長:メキシコとスロバキア

    土地利用、土地利用の変化と林業(いわゆる吸収源)
  • ・森林減少による排出の報告
  • ・3条4項に含まれる追加的な活動の扱い
  • ・自然の影響と人為的影響の区別
  • ・クレジットの制限
  • ・CDMやそのたメカニズムに関する技術的な問題
  • ・主要な問題(吸収量の算入方法):トップダウンかボトムアップか

グループD 議長:ノルウェーとインド

    政策と措置
  • ・実施状況の報告
  • ・温暖化対策の影響
  • ・政策と措置の評価
    遵守制度
  • ・帰結
  • ・帰結を途上国と先進国で分けるかどうか
  • ・遵守委員会の構成
  • ・COP/MOPとCDMの遵守委員会との関係(構成メンバーなど)
  • ・遵守制度に関するルールの採択方法
 
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結果 1666 - 1674 of 1717
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