地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業

HomeJCCCAについてこれまでの事業内容地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業待機時消費電力カット地域実践推進事業 普及マニュアル

待機時消費電力カット地域実践推進事業 普及マニュアル

事業名

伊丹市域における待機時消費電力カット地域実践推進事業

事業概要

本事業では、家庭の電気使用量の約7.3%を占めるといわれている待機電力に着目し、この待機電力を節電コンセント(エコタップ)を使用することで、楽しく誰もが簡単に節電に取り組むという事業を、兵庫県伊丹市の家庭を対象にモニター募集して行った。
各モニターからの取組実践の結果を報告してもらい、これを集計・評価して効果ある民生家庭分野の電気使用量(CO2)の削減の取り組みを進めた。
なお、事業実施にあたっては伊丹市、家電販売店、地球温暖化防止活動推進員、消費者団体・商工団体等関係者により「伊丹市域待機電力カット行動委員会」を組織化し、計画を検討するとともに、協働の実施を進め、結果の評価を受け今後の方策をとりまとめた。

報告概要

(1) CO2削減の目標設定と実際の削減量

目標設定:
削減量0.7t-CO2/年・世帯
待機時消費電力をカットすることにより、家庭からそれほど無理もせずに電気起源のCO2を6%削減する。

実際の削減量:
各月別のモニターの電気使用量の推移については下図に示すとおりであった。いずれの月も18年度の方が電気使用量は少なくなっていた。18年度と前年である17年度の電気使用量をモニター期間3ヶ月の平均*)で比較すると、18年度が338kWh/世帯、17年度が367kWh/世帯であり、18年度の方が電気使用量は29kWh/世帯少なくなっていた。
この削減量を電気料金に換算してみるとおよそ700円/月の節約となった。
*)期間平均とは3ヵ月全て報告した世帯の集計。

電気使用量を二酸化炭素排出量に換算すると、期間中の9〜11月の世帯あたりのCO2排出量の削減率は、およそ0.8〜8.9%となっていた。期間平均では7.6%の削減であった。

(2) 削減の手法(事業全体の流れ)

エコタップモニターの応募者総数は688人(世帯)にのぼった。伊丹市の全世帯数は73,732世帯(平成18年8月1日現在の推計値)で、伊丹市のおよそ1%の世帯がモニターとなった。
モニター世帯は、事務局から配布を受けた5個のエコタップを9月〜11月の3ヶ月間活用し、テレビ、ビデオデッキ、エアコン、電子レンジ等の待機時消費電力の削減に努める活動を実践し、電気使用量の削減効果を把握した。

(3) 自己の事業活動に対する課題と評価

課題
・モニターの募集
地球温暖化防止を前面に打ち出し、各種媒体のみならず関係機関との連携が必要で、現地・関係者を訪問し次の内容を強調しながら多様なチャンネルを活用してモニター募集することが必要である。
・気軽な取り組み
エコタップの使用感に関する意見では、気軽に取り組めて便利であるという意見が多く挙げられていたために、手軽さを強調する。
・効果、経済性
一般家庭を対象とするために、電気使用量、CO2排出量の削減効果のみならず、電気代金の節約効果を強調する。

評価
エコタップの取り組みは、家庭からの二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化防止につながる具体的な取り組みである。このような地球環境への貢献に加えて、エコタップの取り組みは、家庭の家計や教育にとってもメリットがあった。きちんと取り組んだ分だけ電気使用量は減少し、電気料金の節約に繋がった。また、家族全員で取り組み、それが習慣化することで、家族の節電への意識は高まり、ひいては他の環境問題に対する意識も高まることが期待された。そのためエコタップのメリットの具体的な効果をアピールしながら、今後、広範な普及・啓発の重要なツールとすることができる。

団体名

財団法人ひょうご環境創造協会

連絡先

神戸市須磨区行平町3-1-31(〒654-0037)

このページのトップへ