地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業

日本版「ディスプレイ」推進マニュアル

事業名

公共施設の「省エネ建築ラベリング」を活用した省エネオフィス普及モデル事業

事業概要

全国から選んだ2自治体の公共施設(東京都杉並区環境情報館・あんさんぶる荻窪、大阪府枚方市小中学校)において、当該施設の二酸化炭素排出量を、わかりやすいラベリング・ランキングへ変換し、ポスターとしてデザインしたうえで、施設の掲示板・外壁などに表示した。
ラベリングの表示によって、二酸化炭素排出(エネルギー消費)に対して利用者・市民等の関心を集めつつ、公共施設版“省エネラベリング制度”の確立を図り、ラベリング手法及びその効果測定に関する方法論について全国自治体への展開をめざしたマニュアル化を実施した。

報告概要

(1) CO2削減の目標設定と実際の削減量

  • 削減目標に関連し、両モデル自治体の地球温暖化対策推進法に基づく実行計画は以下のようになっている。
  • ・杉並区:平成22年度までに温室効果ガスの排出量を平成11年度比10%削減
  • ・枚方市:平成18年度の温室効果ガス総排出量を平成11年度比7%削減
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  • ただし、本事業の対象施設は、あんさんぶる荻窪(築浅:基準年には存在せず)、枚方市小中学校(平成11年度の個別データはなく学校全体の合計値のみ)それぞれの事情があり、以下のように対処した。
  • ・あんさんぶる荻窪:稼動年(平成16年度)からの推移を表示。
  • ・枚方市小中学校:個別データが得られる平成13年度以降の推移を表示。
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  • 実際の削減量については前年同月比から算出。(枚方市樟葉南小学校:1230kg-CO2〜11%減、同中宮中学校:905kg-CO2〜13%減。ただし気温補正前)
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(2) 削減の手法

  • 本事業は物理的にエネルギー消費を減らすものではないため、効果が保証されるものではない。ポスター表示がCO2削減につながるためには、利用者(児童生徒)や施設職員(教員)の意識向上を経る必要があるため、2月に主に枚方市の小中学校において意識調査を実施した。
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(3) 自己の事業活動に対する課題と評価

スケジュール面の課題
掲示用ポスターについての調整に手間取り、掲示期間が短くなったことから、十分な削減効果を確認するに至っていないことが最大の課題である。
 
掲示内容面の課題
施設の利用者層に応じた工夫がさらに必要と考えている。本事業においては、EU型ランキング(A〜G段階)掲示への合意が得られなかったため、改善が必要。
 
成果・評価
地域全体へのPR効果をもつ公共施設において、施設のCO2排出やエネルギー消費に関して情報発信を始めることができたことは第一歩である。また、枚方市の掲示対象校以外の教頭対象のアンケートでも、内容の改善など条件付ではあるが、9割以上で掲示が可能という結果を得ており、今後さらに掲示内容を改善しつつ展開が見込める状況にある。

団体名

環境自治体会議環境政策研究所

連絡先

東京都千代田区麹町2-7-3半蔵門ウッドフィールド2F(〒102-0083)

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