地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業

ビルのCO2削減大作戦

事業名

ビルのCO2削減大作戦

事業概要

NPO主導によりビルの協力を得て、新宿区にあるビル一棟全体について、高熱水道・電力を含むエネルギ−消費形態の把握、二酸化炭素排出量の算定、ビルの 設備・機器・従業員が取り組む対策の検討、ビル単位の排出削減目標の設定、対策チェックリストの策定によってPDCAを回すノウハウをマニュアル化するこ とにより、その普及を目指した。

報告概要

(1)CO2削減の目標設定と実際の削減量
本事業では、まず対象となるSMCビルの2004年度のCO2排出量の把握からはじめた。その過程と同時に、既存対策の確認および新規対策の検討を行い、その結果として、2006年度に2004年度比−2.5%の削減目標を掲げることになった。
これは、実数で言えば、2004年度の770.1t CO2から、2006年度には、750.1まで減らす、つまり、20t CO2の削減を意味する。
この目標の達成は、2006年度終了後に、WWFジャパンおよびSMCで共に評価を行う。


年度 排出量(t CO2) 04年比(t CO2) 04年比(%)
2004 7770.1  0  0%
2005 未確定 11 未確定
2006  750.1 -20  -2.5%


(2)削減の手法
SMCは、上記目標で基準年となる2004年までに相当程度の努力をしてきており、新規対策の検討は困難であった。しかし、より徹底した空調管理とグリーン電力の購入により、CO2を削減することが合意された。 

(3)自己の事業活動に対する課題と評価
本事業の意義としては、第1に、省エネ法の対象外の規模のビルでCO2削減努力を行ったこと、第2に、結果としては算定対象とならなかった項目も含め、その他の間接排出も算定しようと試みたこと、第3に、企業のビルでのCO2削減努力過程で、外部のNGOがイニシアチブをとることによって、議論を活性化することができたこと、などがある。
課題としては、第1に、排出量算定の際に、一部活動量の把握ができなかったり、係数がなかったりして算定できなかった項目があったこと、第2に、設備投資を伴うような大規模な対策に関しては、経済的インセンティブが不在のため、踏み切ることが非常に困難であるということである。
総合的な評価としては、本事業によって得られた知見は、ビルのオフィスでありさえすれば他への転用が容易であるという点から、波及的効果が大きいと考えられる。

団体名

財団法人 世界自然保護基金ジャパン

連絡先

東京都港区芝3-1-14(〒105-0014)

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