省エネ家電の普及啓発事業

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(2)コミュニティ活動の一環としての省エネ家電の普及啓発事業

実施団体名

社団法人 日本リサーチ総合研究所
(電話番号:03-3581-9554)

対象地域

神奈川県川崎市、愛知県尾張旭市、島根県大田市

連携した主体

川崎市:川崎市環境局、川崎市教育委員会、かわさき地球温暖化対策推進協議会、中小小売家電店
尾張旭市:尾張旭市旭台地球温暖化対策地域協議会、中小小売家電店(有志10店)、名古屋産業大学、旭台シニアグループ
大田市:大田市環境部、大田市教育委員会、大田商工会議所、大田市中小小売家電店(8店)、大田市婦人団体連絡協議会

普及啓発活動の概要

(1)企画・全体の調整
地域特性の異なる川崎市、尾張旭市、大田市の3地域を選び、個別に企画会議を開催した。

(2)省エネ学習等による普及啓発
1) 川崎市

5校の小学校で夏休みの前後に計8回の省エネエコ教室を開催し、延べ250名の参加者があった。教室においては、手回し発電機による発電体験、白熱電球と蛍光灯型電球の消費電力の比較実験なども行い、省エネ家電についての情報を提供し、家電製品購入のポイントを検討した。更に省エネのメッセージを「はがき」にして友人等に発信した。希望者には家庭で家電製品の電気使用量を計測することができるエコワットを貸し出し、実際の計測を通して家電製品の電力消費に対する関心を高めてもらった。
連携先のかわさき地球温暖化対策推進協議会が市内の小学5年生を対象に実施した「夏休みエコライフ・チャレンジ」キャンペーン(環境カレンダーの色塗りによる省エネ実践活動調査)には、1,350人が参加し、そのうち約700名からアンケートの回答があった。これら700名に対し、「かしこい機器選びのポイント」「ラベリング制度」の活用について記載された資料を送付し、省エネ家電の啓発を行った。併せて、家庭のエネルギー消費実態を把握し家電製品に対する考え方を把握するためのアンケートを行った。
2) 尾張旭市
平成17年度に引き続き、主にシニア層を対象に新エネの学習、中部電力訪問などの体験型メニューを取り入れた省エネエコ講座を計4回実施し、延べ150名の参加があった。連携先の中小小売家電店の店主も講座の講師として省エネ家電についての説明を行った。エコ講座等の参加者の協力者宅に省エネナビ(電力計測機器)10台を設置すると共に、エコワットなどで主要家電の消費電力の計測を行い、家庭の電力消費と家電製品について考えるためのデータとした。
3) 大田市
小学校2校で、親子を対象とした省エネエコ教室を、冬の暖房時期にあわせた11月から翌年1月までの間に計4回実施し、延べ120名の参加があった。講義のほか、会場には最新の冷蔵庫を置き、連携先の小売家電店の店主から省エネ型の最新冷蔵庫の効果などの説明も行う共に、希望者にはエコワットを貸し出した。本教室の効果測定のため、省エネ実践行動と家電製品に関するアンケートを実施した。2回の省エネエコ教室の出席者には「エコマイレージ」賞を商工会議所、地元小売家電店から発行して、省エネ型の蛍光灯電球を配布した。
加えて、地域の婦人会の約80名にも省エネ家電の普及啓発講座を実施した。

(3)ホームページの制作
前年に作成した尾張旭市のホームページを改訂し、新たに川崎市や大田市の取り組みも紹介した。

 

普及啓発効果

(1)普及啓発効果の測定方法
いずれの市においても、エコ教室やエコ講座の参加者には、省エネ家電についてのアンケートを実施した。それに加えて、川崎市では「夏休みエコライフ・チャレンジ」キャンペーンの実施結果を解析し、尾張旭市では中小家電販売店に対するヒアリングを行った。 

(2)効果の測定結果
川崎市では、エコ教室参加者について、省エネ意識がかなり高まり、「夏休みエコライフ・チャレンジ」キャンペーンの省エネ行動においても、非参加者より省エネ行動を積極的にとっていることが確認された。エコ教室参加者へのアンケート結果では、家電の購入に際して「価格」よりも「品質、性能」「消費エネルギーと効率性」を重視するという答えが多かった。
尾張旭市では、中小小売家電店へのヒアリングによると相談件数が84件と増大しており、中小小売家電店とシニア層との顔の見える関係を築き、省エネ家電普及への足がかりとすることができたと考えられる。
大田市では、エコ教室に中小小売家電店の店主を省エネエコ教室の講師として招いたり、エコマイレージ賞の取り組みを行ったりして、エコ教室参加者と地元の家電店とのつながりを築きつつ、省エネ家電の普及啓発を行うことができた。

結果とまとめ

前年の尾張旭市での実績を踏まえ、川崎市、大田市へも省エネコミュニティ活動の実践の場を拡大し、内容も「ぬり絵活動」、「教室の実施内容の追加(体験メニューなど)」、「個別家電の電力測定」等を加え、対象に応じて多様な省エネ家電普及啓発活動を展開した。更に今年は「省エネエコマイレージ」への地元の中小小売店や地元商工会議所などの理解が得られた。
今後は、地域の特性を生かした省エネ活動を他地域でも展開し、省エネ型家電の体験発表などをメニューに加えると共に、ITなどを活用した地域間相互の情報交換や連携を図っていきたい。

新聞記事への掲載状況リスト、関連リンク、その他

川崎市
・省エネエコ教室:神奈川新聞(平成18年9月1日)〜児童が手回し発電機でエネルギー体感〜
・ぬりえによる省エネ:東京新聞(平成19年2月15日)〜CO2、15%削減効果〜
尾張旭市
・中部電力と連携し「啓蒙パネル展示」などを地域で実施。
・旭台自治会では省エネ型の防犯灯設置に市の予算申請を検討。
大田市
・省エネエコ教室:NHKニュース(中国版)で放映(平成18年11月17日夕方6時半から3分)

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